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試乗してみると
HSEでさらにチェック(クリックで拡大)HSEの美点は、内装にマット処理をした木目があしらわれ、ずいぶんと落ち着いた印象があることだ。スーパーチャージドのシルバートリムは、インダストリアルでメカメカしい印象が過大。疲労困ぱいな精神状態には少しキツい気がする。ラジオがナビとは独立しており、そのラジオの表示自体は900万円のクルマと考えると府に落ちない面もあるものの、ナビ画面がラジオに占拠されないことを考えるとひとつのメリットとも受け取れる。後席にはISO-FIXのチャイルドシートアンカーも用意されている。使用しない場合、その存在に気づかないようカバーされる。

発進するに支障のない場所までクルマを出していただき、運転席に乗り込む。試乗開始だ。走り始めてふと思ったのは、外から見た印象よりはるかに視点が高いこと。前を行くイプサムの屋根が見える。ああいうクルマの屋根はあまり見えないものだ。停止時にエンジンの鼓動を伝えてくるのは、かつて組んだBMWの雰囲気に似ている。レーンチェンジの用意のためにATセレクタをマニュアルモードに切り替える。シフトブリッパー装備ということだが、あまりわからない(注:ブリッパーはスーパーチャージドモデルのみ搭載)。トルクコンバータタイプのATは基本的にエンジン回転が途切れないために、あまり深い介入はできないのだろう。しかし加速はV8、高級なものに跨っていることを実感させる音が、後方から聞こえる(笑)。基本的にエンジンルームからのサウンドは遮断しているようだ。音が後ろから聞こえるSUVは、他にカイエンもそうだった。

さて、折り返しは交差点でのUターンになったのだが、可変レシオのステアリング機構は今風に効く。つまり、さあどうだといわんばかりの制御はしない。それよりもずいぶんと小回りが利くようになっていたことに感心した。思えば2代目ディスカバリーを試乗したとき。ディーラーから出るときに、あのクルマは切り返しを要求したのであった・・・。

視線は高く、コマンドポジションここにありきなのではあるが、このクルマにモサモサした感覚はまるでない。ステアリングインフォーメーションも適切で、ロールが入れば踏ん張り、ブレーキもよく効く。X5には、上屋とシャシーおのおのを剛性アップしたおかげで、異なる周波数特性で動いているような印象を受けたが、このクルマにはそれはない。カイエンでは、なにかぶかぶかのシャツを着るような感じを受けたが、このクルマはよく馴染む。我が家がこのクルマで遠方に移動する様を簡単にイメージできたのは、その特性が今の所有車両に似ていたからかもしれない。

ゆっくりも走ってみた。ステアリングホイールからは、多くの情報が適切な振幅で伝え続けられている。エアサスのダンピングは、路面に逆らわない、素直な効きだ。ああ、こいつはボクにはいい相棒になりそうだ。なりそうなのに。なんと高いことだろう。などと思いながら、違和感のないテストドライブを確認しながらディーラーにたどり着いたのだった。

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