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フォード、ボーイング社の民間機部門を黒字転換させた男登用
2006/09/13

  • ムラーリーはボーイング社の民間航空機部門の黒字転換を主導。顧客満足、製造、商品開発、労使関係、サプライヤー管理などの分野で実績を持つ

  • ビル・フォードは会長としてフォード・モーター・カンパニーを戦略的に再構築することに専念


  • 2006年9月5日、ミシガン州ディアボーン発 - フォード・モーター・カンパニー(以下、「フォード」)は本日、アラン・ムラーリーを社長兼最高経営責任者(CEO)に選出したと発表した。ムラーリーはまた、取締役会メンバーにも選出された。ビル・フォードは引き続き、会長職に留まる。
    ビル・フォードは次のように述べている。

    「今年私が戦略的優先事項と考えているものは3つあり、その中の1つがフォードのリーダーシップの維持だ。幸運にも、すでに優れたリーダーたちが世界中で当社の経営にあたっているが、業績の大幅改善のためには、我々が直面しているようなさまざまな課題を解決し、しかも大規模にビジネスを展開しているメーカーの中で、その手腕を発揮できるエグゼクティブを必要としていた。

    ボーイング社の民間航空機部門の黒字転換を果たしたアラン・ムラーリーがフォードの社長兼CEOに就任するという発表をすることができて、とても嬉しく思っている。この人事は即日発効する。彼は顧客満足、製造、サプライヤー関係、労使関係などの分野で豊富な経験を持っているが、こういった経験はフォードが直面している課題の解決に生かされるだろう。また彼のパーソナリティやチーム・ビルディングのスキルは、フォードを正しい方向に導いてくれる。

    ムラーリーは、フォードのトーラス開発の成功から多くのことを学び、ボーイング社で革命的なボーイング777型機の開発を実現させた。この開発時の経験はジェームズ・P・ルイス氏著「Working Together」という本に詳述されているが、ムラーリーがフォードから学び、ボーイング社で発展させた方針は他の事業分野にも応用できる。ボーイング社が過去数年間にわたって直面していた課題とフォードが現在直面している課題とは明らかに共通点がある。

    マーク・フィールズとWay Forwardプランのプロジェクト・チームが遂行しているビジネス・プランをムラーリーがさらに加速させてくれると期待している。彼は、2001年9月11日に起きた同時多発テロ事件後、当時のボーイング社は問題に直面し、熟考されたプランと実行力をもって全力で立ち向かい、道を切り開くとはどういうことかを経験している。また、長期的な商品サイクルや燃料価格変動への対応、転換期に下す難しい判断なども熟知している」

    アラン・ムラーリーは61歳。ボーイング社に37年間勤務し、同社ではエグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めていた。ボーイング社における前職は、1994年に民間航空機開発担当シニア・バイス・プレジデントに就任し、航空機開発、飛行テスト、証明取得、技術に関する政府との連絡業務などを担当、1997年2月にはシニア・バイス・プレジデントと情報、宇宙・防衛グループ社長に就任し、ボーイング社の防衛・宇宙・政府関連事業を統括した。

    1998年9月には民間航空機部門社長、また2001年3月からはボーイング社の民間航空機部門社長兼最高経営責任者(CEO)も務め、民間航空機プログラムおよび関連事業のすべての活動を統括した。2005年には新規受注および販売額としては過去最高の226億ドル超を達成している。

    ムラーリーは次のように述べている。
    「多くの偉大な友人と楽しい思い出があるボーイング社以外の仕事に魅力を感じた唯一の会社は、フォード・モーター・カンパニーだ。現在再建を進めているフォードでビル・フォードと一緒に仕事ができるのをとても楽しみにしている。またフォードの経営チームとともに働けることにも楽しみだ。私はチームワークを非常に重視しており、生産性の高い経営活動をともに展開できると期待している。

    私がボーイング社の民間航空機開発に従事していたときに直面した課題は、今、フォードが直面している課題と共通点が多い。

    フォードから学んだことをボーイング社で活用できたが、その逆もできると思っている。フォードの事業基盤は堅固で、今後も発展させていけると確信している。革新、新市場の創出、消費者の価値観を具現化する象徴的なクルマの開発など、フォードが築いてきた伝統は、私たちが将来に向けて前進していくうえで重要なアドバンテージとなる」

    ムラーリーは、ワシントン・コンペティティブネス・カウンシルの共同議長のほか、NASA、ワシントン大学、カンザス大学、マサチューセッツ工科大学の諮問委員会メンバー、米空軍科学諮問委員会メンバーを務めている。また、米国技術アカデミー、英国王立技術アカデミーのメンバーでもある。

    また、ムラーリーはカンザス大学で航空宇宙工学の学士号と修士号を取得したほか、マサチューセッツ工科大学で、1982年アルフレッド・P・スローン特待生としてマネージメントの修士号を取得した。

    ビル・フォード(49歳)は1988年に取締役会メンバーに就任し同年9月に会長に選出され、1999年1月1日に会長職に就いた。取締役会内の財務委員会メンバー、および環境・企業理念委員会の委員長も兼任している。2001年10月30日には最高経営責任者(CEO)も兼務していた。

    2005年までの3年間連続でフォードを黒字に導いたビル・フォードは、「私はアラン・ムラーリーと協力してグローバルな戦略的課題に取り組んでいくことが楽しみだ。私はどこにも行かない。会長として引き続きフォードを積極的に主導していく。毎日、会社で働き、フォードのために将来を確立できるまで休むことはない」と全社員に向けた電子メールの中で述べている。

    アラン・ムラーリー
    (Alan Mulally)
    フォード・モーター・カンパニー 取締役社長 兼 最高経営責任者(CEO)
    アラン・ムラーリーは、2006年9月よりフォード・モーター・カンパニーの取締役社長兼最高経営責任者(CEO)に就任。
    ムラーリーの前職は、ボーイング社のエグゼクティブ・バイス・プレジデントおよび民間航空機部門社長兼CEOを務めており、民間航空機プログラムおよび関連事業のすべてを統括していた。また、ボーイング社の大西洋北西部担当シニア・エグゼクティブを務め、ボーイング・エグゼクティブ・カウンシルのメンバーでもあった。
    1998年9月に、ボーイング社民間航空機部門社長に就任。2001年3月から社長職に加えCEO職を兼務。1997年2月には、シニア・バイス・プレジデントと防衛・宇宙グループ社長に就任した。
    1994年に、民間航空機開発担当部門シニア・バイス・プレジデントに就任し、航空機開発、飛行テスト、証明取得、技術に関する政府との連絡業務の責任者として活躍した。

    それ以前は、バイス・プレジデント兼777プログラム担当ゼネラル・マネージャーおよびエンジニアリング担当バイス・プレジデントを務めた。 ムラーリーは1969年にボーイング社に入社し、727、737、747、757、767の各機種を含む数多くの重量なエンジニアリング業務、およびプログラム・マネージメントを手掛けた。

    ムラーリーは、ボーイング社における製造システムの整備と民間航空機の製造ラインを構築したことに対し、ビジネス・ウィーク誌から「The Best Leaders of 2005」に選出されるなど、産業におけるリーダーシップと功績が認められている。

    ムラーリーは、ワシントン・コンペティティブネス・カウンシルの共同議長のほか、NASA、ワシントン大学、カンザス大学、マサチューセッツ工科大学の諮問委員会メンバー、米空軍科学諮問委員会メンバーを務めている。また、米国技術アカデミー、英国王立技術アカデミーのメンバーでもある。

    米国航空宇宙工業会(AIAA)の前会長および同財団の現会長を務め、さらに米国航空宇宙工業協会の前理事会長を務めていた。 ムラーリーはカンザス大学で航空宇宙工学の学士号と修士号を取得したほか、マサチューセッツ工科大学で、1982年アルフレッド・P・スローン特待生としてマネージメントの修士号を取得した。

    カンザス出身。自家用機を所有。趣味はテニス、ゴルフ、読書。

    以上、メディアリリースの参考翻訳より
    ※顔写真はまだ用意されていませんでした。


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