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アウディR8 の生産に向けネッカーズルム工場の少数生産ライン新設
2006/05/15

● アウディスポーツカー、2006 年末に生産開始
● 生産拠点における重要な投資
● 特有の生産拠点能力を拡大

ネッカーズルム発：新しいアウディのスポーツカーR8 の生産準備が、ネッカーズルム工場においてハイスピードで進んでいます。R8 は、3 年前のフランクフルトモーターショーでコンセプトカー「ルマンクワトロ」として発表されたモデルで、アウディAG の100%出資子会社であるクワトロGmbH はこのR8 の市場導入に向けて、ネッカーズルムにおける設備と測定装置等に対して約2,800 万ユーロの投資を行います。アウディR8 は、2007 年中旬より順次販売を開始する予定です。

＜参考＞アウディルマンクワトロ
2005 年4 月に下されたR8 のネッカーズルムにおける生産決定から2006 年末の正式な生産開始という短いリードタイムは、クワトロGmbH およびネッカーズルムの企画部門のスタッフに特別な挑戦を要求することになりました。ネッカーズルムの企画責任者であるアルブレヒト･ライモルトは、「我々は、特にアウディR8 の少量生産に対応できる革新的な専用ラインを構築します」と述べています。既に今年の3 月末には工場敷地の中央にある建物の改装が終了しており、工場設備や新しいコンベヤー技術は、7 月末までに導入設置される予定です。さらに、物流についても新しいシステムの導入が予定されています。量産試作の開始に伴い、アウディR8 のボディ製造、組み立ておよび物流エリアがこの新しい建物に移転します。R8 の車両は、クワトロGmbH のRS モデルとともに仕上げられます。

＜参考＞アウディルマンクワトロ
「R8 は、完全に手作業によりつくられます。したがって、スタッフには非常に高いスキルと多くの経験が要求されるのです」と、クワトロGmbH のマネージングディレクター、ヴェルナー･フロヴァインは述べています。そのため、アウディR8の技術開発、またプロトタイプ製作に関わった従業員の多くが、実際の生産に関わることになります。既にアウディブランドグループのランボルギーニ･ガヤルド立ち上げの際、スタッフの一部は、エクスクルーシブなスポーツカーの製造に必要とされる特別なスキルを身につけています。また、R8 の生産に関わる250 人すべてのスタッフは、生産開始前に特別なスキルとモチベーション向上プログラムに参加することになっています。

＜参考＞アウディルマンクワトロ
ネッカーズルム工場は以前より、新しいスポーツカーの生産において他をリードする高い水準を誇ってきました。例えば、アルミニウムの専門技術や、ネッカーズルムライトウェイトデザインセンターでのアルミニウムを使用するボディ開発などが挙げられます。既にアウディA8 およびA2（日本には未導入）で実践されているように、アウディはもちろんR8 においても革新的な軽量製造技術を採用します。

＜参考＞アウディルマンクワトロ
必要とされるツールや設備は、ネッカーズルムとインゴルシュタットにあるアウディツールメイキングショップから供給されます。ボディの塗装は、ネッカーズルム工場のペイントショップにてアウディA8 とランボルギーニ･ガヤルドとともに行われます。「ネッカーズルム工場はこのR8 の生産により、お客様からの要求が高い高品質プレミアムスポーツカーの生産における先駆的精神と技術を、再度証明することになります」と、工場マネージャーのユルゲン･ルーネマンはコメントしています。

以上、プレスリリースより

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