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ニュー BMW 1 シリーズ カブリオレ発表
2007/10/01

本プレスキットの内容は、ドイツ国内市場向け(2007 年9 月現在)の仕様を基準として記載されており、その他の市場においては仕様、標準装備品、オプション設定などが異なる場合もあります。本プレスキットでは、車体寸法、エンジン出力などはBMW AG 発表のデータとなるため、日本仕様とは異なる場合があります。なお、仕様は随時変更される可能性がありますので予めご了承ください。


ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレ
概要

・BMW 1 シリーズをベースにしたコンパクトで極めて俊敏なカブリオレ。電気油圧式ソフトトップを装備した、コンパクト・セグメント初のプレミアム・4 シーター・カブリオレ。
・BMW 1 シリーズの拡張モデルのひとつであるBMW 1 シリーズ・カブリオレは、5 ドア・モデル、3 ドア・モデル、1 シリーズ・クーペに続いて登場した同シリーズ4 番目のモデル。新次元のブランド特有の個性を示すBMW 1 シリーズ・カブリオレは、BMWカブリオレ・ワールドのエントリー・モデル。
・BMW のカブリオレの特長をすべて備えた、若々しいエレガントなデザイン。スリムなシルエット、迫力あるホィール・アーチ、非常に鮮明なショルダー・ライン。フラットなブレスト・ラインだけでなく、ドライバーおよび助手席乗員とフロント・ウィンドウとの間隔が大きいことで、BMW カブリオレ独自の開放感あふれるドライビング・プレジャーを実現。
・ソフトトップの操作(開動作/閉動作)に要する時間はいずれも22 秒以下。ソフトトップは車速が40 km/h 以下であれば操作可能。世界標準の専用ソフトトップ・モデル(オプション)には、太陽光線で虹色に輝く光沢のある繊維を使用したアンソラジットを用意。
・洗練され、広々としたインテリア・デザイン、高品質のトリムとシート表皮は多数のカラーと材質から選択可能。トランスポート・バッグ、スルー・ローディング・システムなど、広範囲のオプション装備品を用意。ラゲッジ・スペースと後席をつなげば、このセグメントでは類を見ないほどの容量を持つラゲッジ・スペースが出現。ゴルフ・バッグ 2 個、またはスノーボード2 枚を積載可能。
・全面にサン・プロテクション・テクノロジーを採用したレザーは、直射日光による表面温度の上昇を大幅に抑制する効果を発揮。オートマチック・エア・コンディショナーにはBMW 独自のカブリオレ・モードを設定。
・後輪駆動方式の採用と高性能エンジンによる比類ないドライビング・プレジャー。最高出力105 kW(143 ps)〜225 kW(306 ps)の4 種類のガソリン・エンジン、および微粒子フィルターを標準装備した最高出力130 kW(177 ps)の4 気筒ターボ・ディーゼル・エンジンを用意。
・すべてのエンジン・タイプにBMW エフィシェント・ダイナミクス・コンセプトを採用。ブレーキ・エネルギー回生システム(一部のモデル)、オートマチック・スタート・ストップ機能、シフト・ポイント・インジケーター、エレクトロニック・パワー・ステアリング(EPS)、低燃費と低排出ガスを実現するため補機類のオンデマンド制御とアクティブ・エアロダイナミクスを採用。
・総合的な安全関連装備品を標準装備。エアバッグ、シート・ベルト・プリテンショナー、ベルト・フォース・リミッター、転倒時に後席ヘッドレスト後部に内蔵されたロール・バーが自動的に作動するロールオーバー・プロテクション、前席の背もたれとヘッドレストは衝撃特性を最適化し、後面衝突時に障害が発生するリスクを低減。ねじれ剛性が極めて高いシャシー構造を採用。
・オーディオ・システム、コミュニケーション・システム、ナビゲーション・システムなど、コンパクト・セグメントには珍しいオプション装備品を用意。標準装備品としては、外部装置を接続可能なAUX-IN ソケット、Apple 社製iPod やその他のMP3 プレーヤー、メモリー・スティックなどを簡単に接続できるUSB コネクターとBluetooth インターフェースを用意。
・緻密なデザインの後輪駆動に特化したサスペンションは、アルミ製等速ジョイント、アルミ製ダブル・ジョイント・タイ・バー式フロント・アクスル、軽量スチール製5 アーム式リア・アクスル、ダイナミック・トラクション・コントロール(DTC)機能を組み込んだダイナミック・スタビリティ・コントロール(DTS)、省エネ型パワー・ステアリング、BMW 独自のアクティブ・ステアリングを装備。電子制御式のトラクション最適化機能は、 BMW 135i カブリオレのディファレンシャル・ロックと同じ効果を発揮。
・トップ・モデルのBMW 135i カブリオレには、M スポーツ・パッケージを改良したMエアロダイナミクス・パッケージを標準装備。
・エンジン・タイプ:
BMW 135i カブリオレ: ツイン・ターボと燃料直接噴射装置(ハイ・プレシジョン・インジェクション)を装備した直列6 気筒ガソリン・エンジン、
総排気量: 2,979 cc、最高出力: 225 kW(306 ps)/5,800 rpm、
最大トルク: 400 Nm/1,300〜5,000 rpm、
0〜100 km/h 加速性能: 5.6 秒、
最高速度: 250 km/h(スピード・リミッターにより電子制御)、
平均燃料消費量(EU 規格準拠):印刷時点で利用可能なデータなし、
CO2 排出量(EU 規格準拠): 印刷時点で利用可能なデータなし

BMW 125i カブリオレ:
マグネシウム-アルミ合金製クランクケースとダブルVANOS およびバルブトロニックを装備した直列6 気筒ガソリン・エンジン、
総排気量: 2,996 cc、最高出力: 160 kW(218 ps)/6,100 rpm、
最大トルク: 270 Nm/2, 500 rpm、
0〜100 km/h 加速性能: 6.8 秒、
最高速度: 238 km/h、
平均燃料消費量(EU 規格準拠): 100 km 走行あたり8.2 リットル、
CO2 排出量(EU 規格準拠): 194 g/km

BMW 120i カブリオレ:
燃料直接噴射装置(ハイ・プレシジョン・インジェクション)を装備した直列4 気筒ガソリン・エンジン、
総排気量: 1,995 cc、最高出力: 125 kW(170 ps)/6,700 rpm、
最大トルク: 210 Nm/4,250 rpm、
0〜100 km/h 加速性能: 8.2 秒、
最高速度: 218 km/h、
平均燃料消費量(EU 規格準拠): 100 km 走行あたり6.5 リットル、
CO2 排出量(EU 規格準拠): 155 g/km

BMW 118i カブリオレ:
燃料直接噴射装置(ハイ・プレシジョン・インジェクション)を装備した直列4 気筒ガソリン・エンジン、
総排気量: 1,995 cc、最高出力: 105 kW(143 ps)/6,000 rpm、
最大トルク: 190 Nm/4, 250 rpm、
0〜100 km/h 加速性能: 9.2 秒、
最高速度: 209 km/h、
平均燃料消費量(EU 規格準拠): 印刷時点で利用可能なデータなし、
CO2 排出量(EU 規格準拠): 印刷時点で利用可能なデータなし

BMW 120d カブリオレ:
ターボ・チャージャー、コモン・レール燃料直接噴射装置、ディーゼル・パティキュレート・フィルターを標準装備した直列4 気筒ディーゼル・エンジン、
総排気量: 1,995 cc、最高出力: 130 kW(177 ps)/4,000 rpm、
最大トルク: 350 Nm/1,750〜3,000 rpm、
0〜100 km/h 加速性能: 8.0 秒、
最高速度: 223 km/h、
平均燃料消費量(EU 規格準拠): 印刷時点で利用可能なデータなし、
CO2 排出量(EU 規格準拠): 印刷時点で利用可能なデータなし


オープン・トップによるドライビング・プレジャーの新次元:
ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレ

太陽と風に触れながらの楽しいドライブが好きなら、すぐにこのBMW 1 シリーズ・カブリオレが気になるでしょう。このオープン2 ドア・モデルは、大好評のBMW 1 シリーズを引き継ぎ、BMW カブリオレ特有の新次元の駆けぬける歓びをもたらします。ニューBMW 1シリーズ・カブリオレには、スポーティでエレガントなデザインと、後輪駆動方式のコンパクト・カーだけが持つ優れた俊敏性が融合しています。市場投入時点では、ディーゼル仕様とガソリン仕様で5 種類の、高性能かつ低燃費なエンジンから選択することができます。とりわけ最高出力225 kW(306 ps)を発生するトップ・モデルのBMW 135i カブリオレは、スポーティな駆けぬける歓びの新基準を確立します。このフラッグシップ・モデルには、ツイン・ターボチャージャー付きのガソリン直噴装置を装備した、総排気量3 リッターの直列6気筒エンジンが搭載されています。このモデルは、入念に改良されたM エアロダイナミクス・パッケージが標準装備されていることで見分けることができます。その他にはBMW 125i カブリオレに搭載される最高出力160 kW(218 ps)の6 気筒直噴ガソリン・エンジンと、BMW 120i カブリオレとBMW 118i カブリオレに搭載される最高出力125 kW(170 ps)および105 kW(143 ps)の、2 種類の新開発4 気筒直噴ガソリン・エンジン、それにBMW 120d カブリオレに搭載される最高出力130 kW(177 ps)の新世代4 気筒ディーゼル・エンジンがあります。

BMW 1 シリーズ・カブリオレは4 人乗りです。電子油圧制御式のファブリック製ルーフの操作時間は22 秒以下です。また必要に応じて、低速走行時にも操作することができます。このコンパクト・セグメント初のプレミアム・カブリオレは、BMW のカブリオレに特有の走りを体験できるエントリー・モデルでありながら、若々しさと美しさに代表されるBMW ブランドの価値を体現しています。BMW 1 シリーズ・カブリオレは、現代的なエレガントさとフォルムを具現化したモデルであり、比較的低いショルダー・ラインと躍動感にあふれるソフトトップのフォルムにより、非常にスリムな印象を演出しています。ドライバー、助手席乗員、後席乗員は、BMW カブリオレの特長でもあるドア上端を走るフラットなラインが創出する開放感を体験すると同時に、コンパクト・セグメントのカブリオレにはない強烈なオープン・エアの楽しさを味わうことができます。ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレのデザイン・コンセプトは、BMW ブランドのオープン・カー特有のキャラクターがテーマであり、BMW カブ リオレの歴史から派生したものです。

エクステリア・デザイン: 瞬時にBMWだと認識できるデザイン
ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレはコンパクトですが、小さいことで感動させるのではなく、むしろ自信に満ち溢れたデザインで感動を呼び起こすことを目指しています。このカブリオレは、1 シリーズのスタイルを極めてエレガントな方法で受け継ぎ、さらに進化させたものです。フロント・スカート、ドア・シル、リア・スカートなどの特徴ある装備品は、BMW 1 シリーズ・クーペと全く同じです。

フレームのない長いドアが演出するシルエットは、このセグメントでは極めて珍しい駆動方式のクルマであることを視覚的に表現しています。凹面と凸面の組み合わせによる曲面は、迫力ある前後のホィール・アーチまで達しています。ホィールの上部にほとんどスペースがないため、側面は引き締まったたくましいフォルムになっています。このセグメント内においても非常に低いショルダー・ラインは、クルマ全体の長さを強調し、BMW ブランドのカブリオレに特有のエレガントさを伝える効果があります。

ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレの際立った特徴は、張り出したショルダー・ラインが路面と平行に伸びている点にあります。このショルダー・ラインは、ボンネットから始まり、Aピラーを通ってトランク・リッドまで続いており、フロントとリアを互いに結び付け、インテリア全体を包み込む面を形成しています。ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレを高い位置から見ると、ショルダー・ラインが強調されてボートのデッキのような印象を与えます。

リア・ビューを引き締めるソフトトップの視覚効果
ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレのリア・ビューは、ソフトトップの視覚効果に大きな影響を受けています。ルーフを開けているときは、水平のシルエット・ラインの効果が全体を支配します。ソフトトップは完全にトランク内に収納できるので、ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレのリアは特にフラットな印象をもたらし、スポーティで上品な印象を与えます。ソフトトップを閉めているときは、ワイドなシルエットが強調されます。

トランク・リッドは、ハイマウント・ブレーキ・ライトが内蔵された上端部の盛り上がりが個性を強調します。この部分はデザインと空力性能を一体化させたものですが、リアの短さを強調すると同時に、高速走行時にはリア・アクスルにダウンフォースをかける役割も持っています。リア・パネルの中間部から下部にかけての鮮明な水平の光の輪郭が、上に突き出すような上端部を視覚的に引き立てています。

L 字型のリア・コンビネーション・ライトにはバックアップ・ライトとサイド・ターン・インジケーターが組み込まれており、いずれもホワイト・レンズによって白いラインを描くようにしています。テール・ライトには、発光ダイオード(LED)ユニットを光源とする導光体が組み込まれています。これらはBMW ブランド特有の構成であり、BMW 1 シリーズ・カブリオレを暗闇でもBMW と認識できるようになっています。


光沢のある繊維を織り込んだソフトトップ専用ファブリック素材
ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレには、プレミアム・カーならではのデザインとして、意外とも思えるような装備品がいくつも用意されています。ソフトトップの素材は、伝統的なブラックまたはベージュの代わりに、シルバー効果を発揮するアンソラジットをオプション設定しています。このソフトトップは、BMW 1 シリーズ・カブリオレ専用に開発された世界初の素材でできており、細かな光沢を放つ金属繊維を織り込んでいます。このため、金属繊維がきらきら輝くような高級な印象を与え、直射日光に反射して魅力的な輝きを放ちます。

エクステリア・カラーとインテリア・カラーは、ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレのはつらつとしたキャラクターを強調します。色合いが鮮やかなだけでなく、エクステリアとインテリアに強烈なコントラストを生み出しており、このエキサイティングなデザインの調和が、俊敏な走りを強調しています。このBMW 1 シリーズ・カブリオレには、カシミール・シルバーとセドナ・レッド・メタリックの2 種類の専用エクステリア・カラーが用意されており、極めて自信に満ちた外観を強調することができます。

BMW 135i カブリオレの独特なビジュアル・イメージ、優れた空力特性
BMW 1シリーズ・カブリオレに設定されているすべての選択肢の中で、最もスポーツ志向の高いモデルのBMW 135iカブリオレとその他のモデルとの決定的な違いは、Mスポーツ・パッケージを改良したMエアロダイナミクス・パッケージが標準装備されている点です。非常に大型のセンター・エア・インテークが、ナンバー・プレートの横から上に向って突き出ています。サイドにある小さなエア・インレットには、控えめに起伏のあるフラップが組み込まれています。これらにより、BMW 135iカブリオレのフロントエンドは他のモデルよりも幅が広く見えます。このトップ・モデルのフロントエンドでさらに際立った特徴といえば、キドニー・グリルのクロム・バーです。

BMW 135iカブリオレのサイド・シルは、縁取りのような光の効果を追加したことで、視覚的に高さを低く見せます。このようにしてフラットなシルエットをさらに強調しています。リアエンドでは、このクルマのワイド・トレッドが見事に強調されています。BMW 135iカブリオレのバンパー下のリア・エア・ダムには、控えめながら確かな効果を発揮するディフューザーが組み込まれ、つや消しのブラック塗装が施されています。サイドはボディ同色仕上げとなっているため、さらに引き立ち、ホィールに注意を向けさせます。ダーク・クローム仕上げのエキゾースト・パイプもまた、このクルマのフォルムを強調しています。

インテリア・デザイン:高級素材によるプレミアム・クォリティ
BMW 1 シリーズ・カブリオレのインテリアには、エクステリアの包み込むような曲面によって全体的にエレガントな印象が漂います。BMW 1 シリーズ・クーペをベースにしたインテリア・デザインは、カブリオレの要求事項に合わせて変更してあります。エクステリアとインテリアのデザイン・コンセプトは、互いが連動し、サポートし合って効果を発揮します。大きく張り出したショルダーとトランク・リッドの組み合わせが、帽子のようなデザイン(キャッピング・ライン)に貢献しています。これらが組み合わさって、全体が調和したエレガントな印象を演出しています。エクステリアとインテリアの境目のデザインは、非常に巧みに行われています。BMW 135i カブリオレとBMW 125i カブリオレはクローム・ラインを標準装備していますが、4 気筒モデルの場合はオプション装備となります。

路面と平行に走るクローム・ラインは、BMW カブリオレ特有のフラットなシルエットを際立たせています。クローム・ライン装備者の場合、人間工学に基づき理想的な場所に配置されたフロント・シートのシートベルト・ガイドもクローム仕上げです。

インテリアは最大4 名までが乗車できるスペースを持ち、高級素材のインテリアは、端正でありながら機能的に良く考えられたものであり、プレミアム・セグメントに属するクルマのインテリアにふさわしい印象をもたらします。ドア周りの縁取りのような表面がフロント・ウィンドウからリアまで続いており、非常に調和の取れた印象です。コックピットは幅広で水平に広がったラインが支配しています。ダッシュボードの上部はブラック仕上げになっています。メーターやドア・カバー、それにセンター・コンソールの表面に施された高級しぼ加工が、高級なイメージを強調しています。中央部分にはエンターテイメント・システムとエア・コンディショナーの操作ボタンがありますが、ダッシュボードを取り巻く滑らかに溶け込む流れるような曲面が、運転席と助手席との間のセンター・コンソールまで延びています。


ドア・オープナー、エア吹き出し口のツマミ、スタート・ストップ・ボタンの周囲、灰皿の装飾、グローブ・ボックス・オープナー、オーディオおよびエア・コンディショナーの操作ボタン、オプションのレザー・ステアリング・ホィールの装飾トリム、オプションのiDrive 用コントローラーも、真珠のような光沢のある亜鉛メッキが施されています。特徴のある曲面はBMW1 シリーズ・カブリオレのインテリアの高級イメージを強調しています。

上部のキャッピング・ラインとアームレストとの間にあるドア・トリムには、インサートが組み込まれています。シートと同じ材質で覆われたアームレストの形状は、周囲のラインに溶け込んでいます。レザー仕様のオプション装備品としては、BMW 1 シリーズ・カブリオレ専用シート仕上げに加え、センター・コンソールおよびドアのアームレストが用意されていますが、装飾的な意味もある縫目が高級なイメージをさらに強調します。

サン・リフレクティブ・テクノロジーを採用した新しいレザー・シート
BMW 1 シリーズ・カブリオレは、レザー内装に画期的なサン・リフレクティブ・テクノロジーをオプション設定しており、オープン走行時に真価を発揮します。BMW は直射日光で表面温度が上昇するのを抑制するため、このテクノロジーを世界で初めて採用した自動車メーカーです。レザーの加工処理に採用されたサン・リフレクティブ・テクノロジーは、太陽光線の中で紫外線を反射する特別な顔料を素材に織り込んで使用しています。したがって、太陽光線によってシートとアームレストの表面が熱くなるのを大幅に防止することができます。サン・リフレクティブ・テクノロジーの効果は、インテリア・カラーが暗色の場合に極めて顕著です。従来のレザー仕上げと比較した場合の温度差は、最大20あります。またサン・リフレクティブ・テクノロジーは明色のレザー仕上げでも効果を発揮し、太陽光線による表面温度の上昇を抑制します。

BMW 1 シリーズ・カブリオレの新しい空調コントロールは、ルーフ・オープン時でも優れた快適性を実現します。オートマチック・エア・コンディショナーには、「弱」、「中」、「強」の3段階の強度設定に加えて、ルーフを開けているときに使用する特別なカブリオレ・モードが用意されています。この設定を選択すると、風量調節機能は車内温度の影響を受けなくなります。その代わり、エア・コンディショナー・コントロール・ユニットは外気温度と直射日光に反応して風量を決定します。

ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレのウィンド・デフレクターは、とりわけ高速走行時に室内に乱気流が発生するのを軽減するよう最適化されています。このウィンド・デフレクターは、必要に応じてリア・サイド・トリムの開口部から手動で調節することができます。

輸送用バッグ付きのスルー・ローディング機能:スポーツ用品を積み込める広いスペース
ルーフを開けているときでも、BMW 1 シリーズ・カブリオレには240 リットルのラゲッジ・スペースがあります。これはかなりの広さです。このセグメントの他のカブリオレに負けないトランク容量です。ソフトトップを閉じるとすぐに、ラゲッジ・スペースとソフトトップ収納部を分離しているカバーが上昇します。これにより、トランク容量は280 リットルまで拡大します。BMW 1 シリーズ・カブリオレ専用に設計された後席バックレストが、トランク容量をさらに増大します。これはこのクラスでは比類ない機能です。このオプション装備可能なスルー・ローディング・システムには輸送用バッグが含まれていて、従来のこの種の装備品と比較すると間口が高く、広くなっています。これでドライバーと助手席乗員は、スポーツ用品やかさばる荷物をもっと自由に運ぶことができます。輸送用バッグは、たとえば、スノーボードを2 枚、またはフルサイズのゴルフ・バッグが1 個入る大きさです。また、ルーフを開けているときでも、フルサイズのゴルフ・バッグ2 個を横にして収容できるほどの十分なス ペースがあります。1 つのゴルフ・バッグを輸送用バッグに入れて縦方向に押し込むと、も う1 つ積み込むことができるスペースができます。ファスナーが付いているため、後席エリ アから輸送用バッグの中身に手を差し込むことが可能です。

BMW 135i カブリオレを除く他のすべてのモデルは、ラゲッジ・ラックを使用することでさまざまな荷物を運ぶことができます。このアルミ製リア・ラックはBMW 純正アクセサリーに用意され、車両後部に固定して自転車2 台、またはスノーボード2 枚、あるいはスキー2セットを安全に積み込むことができます。このリア・ラックは、特許を受けたクイック・ロックによってリア・フェンダーに固定した2 つのリテーナーと接続します。これは工場オプションとして選択が可能です。荷物の積み降ろし時にリア・ラックが邪魔にならないよう、簡単に折り畳むことができます。これは事前にリア・ラックを取りはずさなくても、トランクへの荷物の出し入れができるよう、人間工学的にも考慮されています。

すべてのエンジンにBMWエフィシェント・ダイナミクスを適用:
さらなる駆けぬける歓びと燃費を向上するブレーキ・エネルギー回生システム

ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレで選択可能なすべてのガソリン・エンジンとディーゼル・エンジンは、BMW ならではのやり方で、躍動感、効率の良さ、突出した作動の滑らかさを表現しています。これらのエンジンは、BMW の掲げる開発戦略であるエフィシェント・ダイナミクスを適用して設計されました。そのため、燃料消費量と排出ガス量を最適化するために多くの革新技術が採用されています。効率を高めるための対策は、モデルごとに特有の組み合わせで適用され、いずれの場合も標準装備品の一部を形成しています。これらの対策は、摩擦の軽減、新設計の燃焼室、軽量化、第3 世代のコモン・レール・インジェクションまたはバルブトロニックおよびハイ・プレシジョン・インジェクションによる空燃比の最適化、燃焼および吸気の精密制御などがあり、エンジン・テクノロジーだけに限定されるものではなく、エンジンの周辺機器にも対策が講じられています。

ブレーキ・エネルギー回生システムによるインテリジェント・エネルギー・マネジメント
ブレーキ・エネルギー回生システムは、すべてのBMW 1 シリーズ・カブリオレに装備されている効率化対策の一環で、車両が惰性で走行しているときやブレーキをかけているときに電装品用の電力を発電します。加速時には、原則としてオルタネーターが停止します。つまり、走行中はBMW 特有の駆けぬける歓びを実現するために利用できる余力が増えることを意味しています。

このインテリジェント・エネルギー・マネジメントのコンセプトは、水力発電所と比較することができます。水力発電所では、夜間に低コストのエネルギーを使って比較的高い場所にある貯水池(上流のダムなど)に貯蔵しておき、日中はそこからの水力で最大電力需要に対処します。今回、BMW 1 シリーズ・カブリオレでは、このコンセプトをブレーキ・エネルギー回生システムに適用しています。このため、少量のエネルギーしか必要としない走行条件のときにエネルギーをバッテリーに貯蔵しておき、必要に応じてこのエネルギーを車載の電力ネットワークに供給することができます。

バッテリーの寿命を最大限引き延ばし、高い電流エネルギーを補完するため、BMW インテリジェント・エネルギー・マネジメント・システムには最新のAGM バッテリー・テクノロジーと再生サイクルを組み合わせて導入しました。これは一定の充電および放電サイクルの後、適切な再生サイクルを与えるため、高めの電圧パルスをバッテリーに供給します。

アイドリング時間を短縮するオートマチック・スタート・ストップ機能
新開発4 気筒エンジンを搭載したマニュアル・トランスミッション搭載車では、BMW のオートマチック・スタート・ストップ機能がそうびされます。これは、動力を必要としない場合にエンジンを自動的に停止することで、とりわけ都市交通においては非常に優れた効率を発揮します。たとえば、交差点で車両が停止したとき、ドライバーがギアをニュートラルにシフトして、クラッチ・ペダルから足を離すと、エンジン・マネジメント・システムは音も立てずにエンジンを自動的に停止します。その結果、燃料消費はゼロになります。エンジンを再始動したい場合は、クラッチ・ペダルを踏み込むだけです。ドライバーが何かそれ以外のアクションを行わなくても、エンジンは瞬時に再始動します。

より簡単に省エネ・ドライブを可能にするギアシフト・ポイント・インジケーター
ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレに採用された新しい機能は、走行中でも燃料を最も効果的に使用することができるように理想的な条件を設定します。マニュアル・トランスミッションを搭載したすべてのモデルには、ギアシフト・ポイント・インジケーターが標準装備されます。これはメーター・パネル内で矢印マークが点灯して、理想的な変速時期をドライバーに伝えるシステムです。走行状況に基づき、エンジン・マネジメント・システムは最適なシフト・ポイントを選択することで低燃費に貢献します。

アクティブ・エア・フラップ・コントロールを採用して空力性能も強化
モデルによって異なりますが、ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレには、ドライバーが何もしなくても燃料消費量を削減するもうひとつの機能があります。ラジエター・グリルに取り付けられたアクティブ・エア・フラップ・コントロールがその一例です。エンジンが最小限の冷却機能しか必要としない場合、エア・フラップは閉じたままになります。このため、空力特性が向上して、燃費がさらに削減されます。

エレクトロニック・パワー・ステアリングと補機類のオンデマンド制御
効率をさらに改善するため、多くの補機類は必要なときにだけ作動することでエネルギーを節減します。BMW 135i カブリオレ以外のすべてのモデルに装備されているエレクトロニック・パワー・ステアリング(EPS)は、操舵補助力が必要なときのみエネルギーを使用します。つまり、ドライバーが積極的にステアリング・ホィールを操作するときに限られます。したがって、ステアリング・ホィールを操作することなく直進走行しているときや、曲率が一定のカーブを走行しているときなどは燃料を消費しません。

もうひとつ例を挙げると、新しい電動ウォーター・ポンプは水温に応じて制御され、従来のポンプのようにエンジン回転数には関係ありません。つまり新型ウォーター・ポンプは必要な場面にならないと作動せず、エネルギー効率の改善に貢献しています。具体的な電力消費量はおよそ200 ワットにしか過ぎず、エンジンの力で常に駆動される従来のポンプと比べて約10 分の1 に抑えられています。さらなる改良点として、エア・コンディショナー用コンプレッサーのベルト・ドライブに備わるクラッチがあります。ドライバーがエア・コンディショナーのスイッチをオフにすると、このクラッチがコンプレッサーの接続を直ちに切り離し、コンプレッサーの駆動抵抗を最小限に抑えるのです。

BMW 135i カブリオレ:BMWで最もパワフルな直列6 気筒エンジン
ニュー・モデル・レンジの中で最もスポーティなモデルのBMW 135i カブリオレには、BMWエンジン・プログラムの内で最も高性能の直列6気筒エンジンを搭載しています。ツイン・ターボとハイ・プレシジョン・インジェクションを組み合わせたこのオール・アルミ製パワー・ユニットは、このクラスのエンジンとしては世界でもユニークな技術を採用しています。総排気量2,979 ccのエンジンは最高出力225 kW(306 ps)/5,800 rpmを発生し、最大トルクは400 Nm/1,300 〜5,000 rpmです。比類なき自然な吹け上がり、停止状態からでも走行中でも、爽快な加速と尽きることのない余裕のパワーが特徴のこのエンジンは、オープン・トップの2ドア・モデルによる走りを印象付けます。BMW 135iカブリオレは、停止状態から時速100キロまでをわずか5.6秒で駆けぬけます。最高速度は、電子制御により250 km/hに制限されます。これは、最高の能力を持つスポーツ・カーの中でもトップ・クラスの性能に匹敵し、しかもこのモデルは燃費の良さでも群を抜いています。EUテスト・サイクルによる100 km走行あたりの平均燃料消費は9.4リッターで、BMWのエフィシェント・ダイナミクス開発戦略が、こうした高性能モデルにおいても燃費の最適化を実現できることを証明しています。

この性能クラスにおける卓越した経済性には、効率性を促進するブレーキ・エネルギー回生システムやシフト・ポイント・インジケーターだけでなく、ツイン・ターボチャージャーやハイ・プレシジョン・インジェクションの採用も大きく貢献しています。BMW 135i カブリオレのエンジンは、このクルマが属すセグメントで初めてツイン・ターボを装備した唯一の直列6気筒ガソリン・エンジンです。パフォーマンスやトルク向上のためにツイン・ターボ技術を採用することが、重量に大きな影響を与える排気量アップに代わる極めて効率的な方法であることを実証しています。

2基のターボ・チャージャーが、それぞれ3つのシリンダーに圧縮したエアを供給するという設計コンセプトは、加速時の卓越した自然な吹け上がりを生み出します。従来型のターボ・エンジンに特有のターボ・ラグ(ターボ・チャージャーが過給効果を発揮し始めるまでの時間差)は、もはや存在しません。さらにこのエンジンは、BMWの直列6気筒エンジンに特有の高回転型エンジン特性を備えています。その性能は排気量のより大きな自然吸気エンジンに匹敵し、その一方でオール・アルミ製クランクケースを装備することで重量を大幅に削減しています。

燃料を可能な限り効率的に利用するためのコンセプトの中で、ハイ・プレシジョン・インジェクションは重要な役割を果たす機能です。この第2世代のガソリン直噴システムは、シリンダー・ヘッド内のスパーク・プラグのすぐ横にインジェクターを配置し、200 barの高圧をかけた燃料を燃焼室に送り込みます。この構造により、高精度の燃料噴射量制御を実現しています。このシステムは1秒間に最大200回の燃料噴射が可能です。BMW 135i カブリオレのパワー・ユニットは、吸気管内に燃料を噴射する一般的なターボ・エンジンに比べて燃費が優れています。

卓越したエンジン性能に加え、BMW 135iカブリオレはさらにそのユニークな走行特性を特徴付けるいくつかの特別な機能を標準装備しています。Mエアロダイナミクス・パッケージの改良に伴うインテリアの差別化の他にも、Mスポーツ・サスペンション、ドライビング・スタビリティ・コントロールの設定を個人の好みに合わせて設定できるダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)、電子制御式ディファレンシャル・ロック、モデル専用の制御マップを組み込んだサーボトロニック・ステアリング、自然なレスポンスを実現するアクセルの制御マップなどがあります。

BMW 125i カブリオレ:自然吸気式6 気筒エンジン
ニューBMW 125iカブリオレのボンネットの下には、自然吸気式の直列6気筒エンジンが搭載されています。このパワー・トレインは、総排気量2,996 ccから最高出力160 kW(218 ps)/6,100 rpm、最大トルク270 Nm/2, 500 rpmを発生します。このエンジンにより、BMW 125i カブリオレの最高速度は238 km/hに達します。停止状態から時速100キロに 達するまで、わずか6.8秒で加速します。

重量が161キログラムと軽量なこの6気筒エンジンは、BMW 125iカブリオレのバランスの取れた軸重量配分に貢献し、俊敏な走りをサポートします。マグネシウム製ケースとアルミ製インサートで構成されるクランクケースの採用で、エンジンは極端に軽量化されています。さらに、シリンダー・ヘッド・カバーやベッドプレートも極めて軽量なマグネシウムを使用しています。この直列6気筒エンジン専用に開発された軽量構造のカムシャフトも、重量削減に貢献しています。

無段階可変式バルブ・マネジメント・システムのバルブトロニックと、必要に応じて作動する電動ウォーター・ポンプの採用により、さらに効率性を高めています。また、このモデル・シリーズはインテリジェント・エネルギー・マネジメント・システムも採用しており、その機能にはブレーキ・エネルギー回生システムも含まれます。

この性能クラスの競合モデルの中で、BMW 125iカブリオレは加速および燃費の面で最高のパフォーマンスを発揮します。このモデルの100 km走行あたりの平均燃料消費量は8.2リッターで、6気筒エンジンの経済的優位性を実証しています。

BMW 120i カブリオレおよびBMW 118i カブリオレ:最高レベルの4 気筒エンジン
エンジン開発担当者は、ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレの4 気筒ガソリン・エンジンにもハイ・プレシジョン・インジェクションを導入しました。総排気量1,955 cc の軽合金製ドライブ・トレインは、まず2 つの性能レベルのモデルに投入されます。いずれのモデルも、リーン・バーン(希薄燃焼)方式の第2 世代のガソリン燃料噴射として知られる方法を採用しています。これは、シリンダー・ヘッドの中央に配置されたピエゾ・インジェクターによって燃料を噴射し、異なる濃度の混合気層で燃焼室を満たします。引火に適した混合気は、点火プラグの周囲にだけ存在します。この付近の混合気が着火すると、直後に周りの薄い混合気も燃焼します。この方法によって、圧倒的に少ない燃料、さらに正確な燃料噴射量によって最適なパフォーマンスを生み出します。いずれのエンジンにも、アルミ製クランクケースを装備しています。設計上の最も大きな違いは、より高い性能を発揮するエンジンでは切換え式インテーク・パイプが装備されていることです。

BMW 1 シリーズ・カブリオレの2 つの4 気筒ガソリン・エンジンは、どちらも効率性を強化するためにBMW が開発した技術によって、加速性能と経済性の両面において、それぞれの該当する分野で最高レベルをマークしています。BMW 120i カブリオレに搭載される4 気筒パワー・ユニットは、最高出力125 kW(170 ps)/6,700 rpm、最大トルク210 Nm/4,250 rpm を発生します。0-100 km/h 加速性能は8.2 秒、最高速度は218 km/hに達します。ニューBMW 120i カブリオレのEU テスト・サイクルでの100 km 走行あたりの平均燃料消費量は、6.5 リッターです。

最高出力105 kW(143 ps)/ 6,000 rpm、最大トルク190 Nm/ 4,250 rpm という性能を発揮する2 つ目の4 気筒エンジンは、スポーティな走行性能を得るための最高の条件を備えています。BMW 118i カブリオレは、最高速度209 km/h で、0-100 km/h 加速性能は9.2 秒です。EU テスト・サイクルにおける100 km 走行あたりの平均燃料消費量は 6.3 リッターです。

BMW 120d カブリオレ:微粒子フィルターを標準装備
ニューBMW 120d カブリオレの総排気量1,995 cc の4 気筒ターボ・ディーゼル・エンジンは、最高出力130 kW(177 ps)/4,000 rpm、最大トルク350 Nm/1,750 〜 3,000rpm を発生します。最高速度は223 km/h で、0-100 km/h 加速性能8.0 秒、そして100km 走行あたりの平均燃料消費量は5.1 リッターです。ニューBMW 120d カブリオレは、スポーティな走行性能と優れた経済性を両立するモデルです。競合との比較において、このモデルは加速と燃費の両面において同じ性能クラスの中でもトップの座を占めます。CO2 の排出レベルは136g/km と模範的な数値です。

BMW 120d カブリオレにはターボ・チャージャーを装備しており、可変タービン・ジオメトリの効果によって、あらゆる負荷域で最適なエンジン出力を実現します。燃料(軽油)は、第3 世代のコモン・レール直噴システムに送り込まれ1,800 bar の高圧で作動するピエゾ・インジェクターによって燃料を噴射します。さらにBMW 120d カブリオレには広範囲に及ぶ効率性向上機能を標準装備しており、その中にはブレーキ・エネルギー回生システム、オートマチック・スタート・ストップ機能、シフト・ポイント・インジケーター、アクティブ・エア・フラップ・コントロールなどがあります。新世代ディーゼル・エンジンの代表格として、このユ ニットにはエンジンのすぐ近くに配置されるディーゼル微粒子フィルターが標準装備されています。これによって、CO2 レベルだけでなく最適な排ガス特性を実現しています。

最新のディーゼル・パワー・ユニットの性能および遮音性によって、ディーゼル・エンジン搭載車を体験したことのないドライバーやレンタカーしか運転したことのないドライバーにとって、ガソリン・エンジンとの違いはほとんどわからないでしょう。ニューBMW 120d カブリオレは、そのため間違ってガソリンを給油してしまうことのないように考慮されています。このモデルの給油口にはロッキング・キャッチが装備され、軽油用の燃料注入ノズルしか差し込めないようになっています。

ステップトロニック付きオートマチック・トランスミッション
ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレの全てのエンジン・バリエーションは、マニュアル・トランスミッションの代わりにオプションの6 速オートマチック・トランスミッションを搭載することができます。このオートマチック・トランスミッションは、特別なコンバーター・テクノロジーを利用してエネルギー損失を抑え、すばやい反応を実現しています。ダイレクトにエンジンに接続することで、正確なギア選択とダイナミックな走行特性を実現してります。またこのオートマチック・トランスミッションは、ドライバーがアクセルを強く踏み込んですばやい加速要求をすると、可能な限り早くシフト・ダウンするためいくつかのギアをスキップすることができます。

ステップトロニック付きのため、ドライバーはセンター・コンソールにあるギア・セレクターまたはステアリングに装備されたパドル・スイッチを使用して、マニュアル・シフトを行うこともできます。パドル・スイッチは、オートマチック・トランスミッション搭載のBMW 135i カブリオレに標準装備されます。オートマチック・トランスミッション搭載のBMW 125i カブリオレには、オプションで装備できます。このオートマチック・トランスミッションは、作動モードに関わりなく、BMW 1 シリーズ・カブリオレ特有のスポーティな走りをもたらします。BMW 135iカブリオレでマニュアル・シフト・モードを選択すると、特にスポーティなギア設定となって、ダイナミックな加速を実現します。ドライバーがギアをシフトすると、非常に短いシフト時間でギア・チェンジすることができ、エンジンの極めて自然な吹け上がりにより、非常に俊敏な走りを可能にしています。

精緻なデザインのサスペンションを装備し、エレクトリック・パワー・ステアリング(EPS)とアクティブ・ステアリングをオプション設定
ニュー1 シリーズ・カブリオレは、紛れもないBMW の走りを実現したクルマです。もちろん、後輪駆動方式を採用しています。高出力と大きなトルクを発生するエンジン特性を反映して、5 アーム式リア・アクスルを装備しています。ファイナル・ドライブは、1 シリーズの導入と同時に発表した新世代ユニットをベースにしています。滑らかな作動を実現するために最適化され、ダブル・ヘリカル・ボール・ベアリングを初めて採用したファイナル・ドライブはより低い作動温度となり、機能性と寿命が向上しています。

フロント・アクスルは、コンパクト・セグメントとしては類を見ない独自の基準に従って構成されています。アンチ・ロール・バー付きのダブル・ジョイント・スプリング・ストラット式タイ・バー・アクスルは、その大部分がアルミ製になっており、優れた剛性と軽量化を両立させています。さらに非常に頑丈なトラック・コントロール・アーム、スラスト・ロッド、および正確なホィール・ガイド機能が組み合わさって、BMW 1 シリーズ・カブリオレの運動性能にも大きく貢献します。

エレクトリック・パワー・ステアリング(EPS)には、車速に応じてステアリングの補助力を変化させるサーボトロニックが組み合わされています。EPS は、優れたステアリングの正確性、突出した快適性、燃費向上を同時に実現します。従来の機械油圧式システムと異なり、ステアリング・アシストは電動モーターによって必要なときのみ作動します。

BMW 1 シリーズ・カブリオレには、ステアリングの正確性と快適性を提供するため、世界で唯一のアクティブ・ステアリングを装備することができます。このシステムは、車速に応じて最適なステアリングのギア比を調整します。たとえば駐車時などでは操舵力が軽減され、逆に高速走行ではステアリングの操舵角度に対するホィールの切れ角を小さくするため敏感になりすぎることを抑え、方向安定性も高めます。

クルマを自在に操るためのドライビング・ダイナミック・プログラム
ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレには、ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)を連動して作動するアンチロック・ブレーキ(ABS)が標準装備されています。これにより、個々のホィールにブレーキをかけたり、エンジン出力を抑えたりすることで、車両後部が横滑りするようなオーバー・ステアや、車両前側がカーブ外側に流れるようなアンダー・ ステアの影響に対処しています。DSC は、BMW 1 シリーズ・カブリオレの運動性能に合わせて最適化されています。また、DSC はオプション装備品のアクティブ・ステアリングとネットワークで結ばれているので、路面の摩擦係数が異なるような場面(左右の車輪が異なる舗装、例えば砂利とアスファルトに接している状態)でも、自動的に適切なカウンター・ステアを行って、車両が制御不能になることを防ぎます。

DSC には、発進時に駆動輪のスピンを防止するオートマチック・スタビリティ・コントロール(ASC)、コーナリング中にブレーキをかけたとき、必要に応じて制御を行い、車両の挙動を安定させるコーナリング・ブレーキ・コントロール(CBC)、スイッチを押すだけで、トラクションとグリップを最適化するダイナミック・トラクション・コントロール(DTC)が内蔵されています。DTC は、DSC が制限のためにシステムに介入する限界値を基本設定よりも高めることで、駆動輪の空転をより多く許容し、たとえば深い雪の中などでホィールを軽く空転させながらスムーズに発進させることを可能にします。さらに、コーナリング中の横方向加速度に対するDSC の制限限界値を高めることで、制御されたパワー・スライドを楽しめるようにすることもDTC の長所です。さらにニューBMW 1 シリーズ・カブリオレのDSC は、スイッチを長く押すことで完全にオフにすることもできます。

電子制御式のディファレンシャル・ロック機能により、BMW 135i カブリオレのトラクションを向上
圧倒的なエンジン出力とパワフルなトルクに対応して最適なトラクションを得るために、ニューBMW 135i カブリオレ専用にトラクションを向上させるための特別な機能が備わっています。このシステムの最大の目的は、たとえばコーナーやヘアピン・カーブの出口で加速するときなど、ドライバーがスポーティで積極的に走りを楽しみたいとき、自信を持って走らせることができるように補助することです。ドライバーがDSC を解除した状態で走行中、駆動輪がスピンを始めると、トラクションを向上させるためにソフトウェア制御のロック機能は適切に制御された方法で駆動輪の回転数を下げます。これにより、ステアリング操作に悪影響を及ぼすことなく、トラクションを向上させることができます。

BMW 120i カブリオレ、BMW 118i カブリオレ、BMW 120d カブリオレは16 インチ・ホィールを標準装備しており、2 つの6 気筒エンジン・モデルは17 インチ軽量アロイ・ホィールを標準装備しています。さらにBMW 135i カブリオレにはM スポーツ・サスペンションを標準装備しています。また、フロントに6 ピストン固定キャリパーを、またリアに2ピストン固定キャリパーを装備した高性能ブレーキ・システムを標準装備しており、各キャリパーは専用のグレーで塗装され、白でBMW の文字があしらわれています。ドライビング・スタビリティ・システムのASC およびDSC は特にスポーティな走行特性を考慮してモデル専用に調整されています。さらに最上級モデルにふさわしく、アクセル・ペダル用制御 マップもよりリニアな設定に変更しています。

エアバッグとロール・バーによる高水準の安全性
ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレの安全コンセプトは、なによりもまずモデル・シリーズ全体に共通する丈夫で堅牢なボディを基礎にしています。高張力鋼、補強材の追加、特殊な衝撃吸収構造の採用などによって、深刻な衝突の際でも衝撃エネルギーの大部分を吸収し、定められた負荷分散経路に沿って衝撃力をパッセンジャー・セルから遠ざけます。これら衝突安全性と運動性能は、いずれも極めてねじれ剛性に優れたボディの恩恵を受けています。BMW 1 シリーズ・カブリオレのねじれ剛性は、極限の運動性能レベルに合わせて最適化を施し、BMW 3 シリーズ・カブリオレと同レベルの安全性を確保しています。また、ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレのアクティブ・セーフティおよびパッシブ・セーフティは、国際的な自動車市場における法的要件を満たしており、同時に世界中の関連する衝突実験のための必要条件を十分に備えています。

衝突性能を最適化したフロント・シートが後面衝突による負傷の危険を防止
ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレは、衝突特性を最適化したシートを標準装備しています。特別なクッションを採用したヘッドレストとバックレストが、後方からの追突による衝撃を緩和します。

全てのシートには3 点式ELR シートベルトとヘッドレストが標準装備されています。シートベルトのアンカーは運転席と助手席シートに内蔵されており、それぞれ外側のボディにしっかりと固定されています。後席のシートには、ISOFIX チャイルド・シート固定システムが標準装備されています。前面衝突の際には足元のペダルが自動的に後退し、フットレストはあらかじめ想定された量だけ変形することで、ドライバーが脚部を負傷する危険を最小限に抑えています。

ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレにはさらにロールオーバー・センサーが装備され、車両の垂直および水平方向の動きを常時監視しています。セーフティ・エレクトロニクスが車両の横転する可能性を検知すると、2 本のロール・バーが瞬時にせり出します。これらのロール・バーは、通常は後席ヘッドレスト後部に収納されています。またこのとき、フロント・シートのベルト・ラッチ・テンショナーと頭部/胸部エアバッグも同時に展開します。さらに横転事故の予防措置として、A ピラーとフロント・ウィンドウ・フレームの強度も最適化されています。

ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレは、さらに平均レベル以上のアクティブ・セーフティ機能を備えており、本来ならばもっと上級の車両セグメントで採用される装備品を備えています。オプション装備品のバイ・キセノン・ヘッドライトとアダプティブ・ヘッドライトにはコーナリング・ライトを内蔵させ、夜間の安全性を大幅に改善しています。こうした快適装備品と安全装備品の組み合わせは、このセグメントのクルマとしては独自のものです。各ヘッドライト・ユニットに装備された2 つのコロナ・リングを利用するBMW ならではのデイ・ランニング・ドライト機能は、通常の状況や光が乱反射した状態で車両の存在をより目立たせます。ブレーキを踏む力に応じてブレーキ・ライトの点灯範囲を拡大する2 段階点灯式のブレーキ・フォース・ディスプレイは、とりわけ急ブレーキの際に、後続車両に対して効果的に警告を発します。

エンターテインメント・プログラム:
外部入力用AUX ソケットやiPod インターフェースで多彩な楽しみ

ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレのオーディオ・システムには外部入力用AUX ソケットが標準装備されており、さらにオプションでUSB インターフェースを用意しています。このインターフェースには、アップル社製iPod などのMP3 プレーヤーを車載のオーディオ・システムを接続することができ、多彩な楽しみを提供します。拡張エンターテインメント・プログラムの場合、操作はオーディオ・システムの操作ユニットまたはiDrive で行います。iDrive は、オプションのナビゲーション・システムとセットでBMW 1 シリーズ・カブリオレに装備されます。また、車両の電気系統からアップル社製iPod に電源を供給することもできます。特別なオプションとして、センター・アームレストに便利なポケットも用意しており、USB インターフェースに接続したMP3 プレーヤーを収納することができます。

ナビゲーション・システムとBMW iDrive を装備していない車両には、ダッシュボード上部の空きスペースにオプションの収納ボックスを装着することができます。この収納ボックスはカバー付きで、内部照明も装備しています。さらに、センター・コンソールのシフトレバーまたはセレクター・レバーの後方に2 つのカップホルダーを追加することができます。これを補足する、またはこれに代わるものとして、センター・コンソールにオプションで着脱式のカップホルダーを装備することもできます。

センター・コンソールのコントローラーで操作するiDrive 操作システムは、コミュニケーション・システム、エア・コンディショナー、エンターテインメント・システム、ナビゲーションなどの二次的な機能や快適機能を簡単な操作で設定することができます。また、オプションでボイス・コントロール(音声入力)機能も装備することができます。iDrive システムにはお気に入りボタンも用意され、ユーザーはナビゲーションの目的地、ラジオの放送局、特定の電話番号など、頻繁に使用する機能をボタン1 つで簡単に呼び出すことができます。

カブリオレには珍しい、後付けM スポーツ・パッケージ
ニューBMW 135i カブリオレには、改良されたM エアロダイナミクス・パッケージが標準装備されています。その他のモデルについても、BMW M 社が提供する様々なコンポーネントによって外観や運動性能をアップグレードすることができます。BMW 1 シリーズ・カブリオレ用のM スポーツ・パッケージは、専用デザインのフロント・バンパーとリア・バンパー、さらに専用サイド・シルとフォグランプで構成されています。M スポーツ・パッケージ専用に、ル・マン・ブルー・メタリックのボディ・カラーを用意しています。

M スポーツ・パッケージのスポーツ・シートは、クロス/人工レザーのコンビネーション・シートか、またはオプションのレザー・シートから選択することができます。さらに、ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレのM プログラム専用装備として、M のロゴがあしらわれたドア開口部のトリム、M レザー・ステアリング、運転席の足元左側に装着するM フットレ ストなどがあります。ギアシフト・レバーとハンド・ブレーキのブーツ、およびハンド・ブレーキのグリップは、高品質なソフト・レザー仕上げです。インテリア・プログラムにはグレーシャー・シルバーの装飾用アルミ・トリムも用意しており、コックピットのスポーティなキャラクターを強調します。

ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレ用に用意されているBMW M 社製コンポーネントには、異なるサイズのタイヤを装着した2 種類のM デザイン軽量アロイ・ホィールがあります。17 インチ・ホィールの代わりに、オプションでM スポーツ・パッケージに合わせた18 インチ軽量アロイ・ホィールも用意しました。ニューBMW 1 シリーズ・カブリオレのキャラクターを強調するこれらの装備品は、このセグメントで最もスポーティな選択肢です。

BMW 1 シリーズ・カブリオレ - プレミアム車両の世界に新規参入
エンジンや装備品の種類にかかわらず、BMW 1 シリーズ・カブリオレはこのセグメントでは唯一の走りを提供します。オープン・トップのコンパクト・プレミアム・モデルによる駆けぬける歓びへの道が今回初めて開拓されたといえます。BMW 1 シリーズ・カブリオレは、そのコンセプトとデザインにおいてBMW のエンブレムを冠するカブリオレの典型的な特徴を持ち、それらの機能によって魅力的かつ優雅なイメージを高め、乗る人に比べるもののないオープン走行の体験をもたらします。太陽の光や風を直接受けて感じる駆けぬける歓びは、あらゆる期待に応えるもので、これは若々しい新鮮な活気あふれるデザインによってさらに刺激されます。

BMW 1 シリーズ・カブリオレ独自の特長は、それと同じくらいに重要なブランド特有のスポーティな走りによってさらに強調されます。最新のBMW 1 シリーズに搭載されるエンジンは、あらゆる専門分野における最も高い要求を満たしています。4 気筒ガソリンおよびディーゼル・エンジンは、駆けぬける歓びだけでなく、追随を許さない燃費や排ガス・レベルを実現しています。2 種類の6 気筒エンジンは、ともに模範的な効率の良さ、エンジンの作動特性やバランスの良さ、そしてコンパクト・セグメントで並ぶもののないパフォーマンスが組み合わされています。全ての6 気筒エンジンおよび4 気筒エンジンの効率の良さは、BMW 1 シリーズ・カブリオレの全てモデルにおいて、加速、燃費の両面で各競合分野における最高レベルを達成します。

BMW 1 シリーズ・カブリオレは、他のカブリオレ・モデルと比べてそのコンパクトなサイズから生まれる可能性をより強力に利用しています。このセグメントで最も洗練されたサスペンションを組み合わせることによって、最大限の俊敏性とBMW ならではの駆けぬける歓びをもたらします。

以上、プレスリリースより抜粋

まだ諸元表があったりしますが、これくらいで勘弁してください。(元3)


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