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ワールドプレミア：サーブ・バイオパワー・ハイブリッド・コンセプト
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世界初の化石燃料を使用しないハイブリッド自動車

・E100（バイオエタノール100%）を燃料とする革新的なハイブリッドコンセプト
・すべてのモデルで化石燃料による二酸化炭素（CO2）排出量ゼロを実現
・260bhpサーブ・バイオパワー・エンジン（E100燃料使用）
・電動モーターを使用した3倍トルクブーストにより性能を向上
・市街地走行時に電動パワーのみで走行できる「ゼロモード」の採用による燃費向上
・回生ブレーキを始めとするエネルギーを効率的に利用できる機能の数々
・既存の車両アーキテクチャーを活用したスペース効率の高いモジュラー設計
・AWDによるトラクション性能の向上

革新的なサーブ・バイオパワー・ハイブリッド・コンセプトがストックホルム・モーターショー（2006年3月30日～4月9日）でワールドプレミアを飾る。このコンセプトカーは、世界で初めてE100（バイオエタノール100%）燃料と電動モーターを組み合わせることで、化石燃料による二酸化炭素（CO2）を排出することなく、性能の向上とエネルギーの効率的利用による数々の機能を実現している。サーブ9-3コンバーチブルをベースとした今回のショーコンセプトは、世界初の化石燃料を使用しないハイブリッド自動車であると同時に、世界初のハイブリッド・ソフトトップ・モデルである。

今回のサーブ9-3をベースとしたバイオパワー・ハイブリッド・コンセプトには、260bhp（191kW）2.0リッター・ターボ・バイオパワー・エンジンおよび53kW電動モーターが搭載され、圧倒的な出力とともに、従来のガソリンのみを燃料とする同等のエンジンと比較して3倍ものトルクを瞬時に発揮することができる。こうしたスポーティな組み合わせにより、サーブの持ち味である高性能と秀逸な燃費性能、そして長い航続距離を同時に実現した。

サーブのモジュラー・ハイブリッドシステムの特長は、メンテナンスフリーの300Vバッテリーバンク、リア搭載の38kW電動モーター、15kW一体型スターター・ジェネレーター、そして後輪を電動で駆動するAWDとなっている。サーブ9-3コンバーチブルをベースとしていることからも実証されるように、システム全体のパッケージングは乗員スペースやトランク容量を犠牲にすることなく行われた。

このオールアルミ製2.0リッター・バイオパワー・エンジンはE100（バイオエタノール100%）を燃料とするように変更され、化石燃料によるCO2の排出量ゼロを実現。電動パワーシステムと連携して動作する。エンジンの特長は、発進・停止時の燃費効率向上、オンデマンドでの電動モーターアシストによるトルクブースト、市街地走行時の電動モーターのみでの走行（「ゼロモード」）、そして回生ブレーキ機能となっている。

この9-3スポーツセダンをベースにしたバイオパワー・ハイブリッド・コンセプト・プロトタイプの0～100km/h加速はわずか6.9秒と同等のガソリンモデルの8.8秒と比較しても大幅な改善が見込まれている。また、「キックダウン」時の加速もわずか5.5秒（80～120km/h）と秀逸な数値となっている。

以上、プレスインフォーメーションより抜粋

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