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GM、米国初の軽量ハイブリッド・トランスミッションの生産開始を発表
2006/02/07

GMのボルチモア・トランスミッション工場への1億1,800万ドルの投資により、87人の新規雇用を創出

米メリーランド州発 - ゼネラルモーターズ(以下GM)は本日、米国初の軽量ハイブリッド・トランスミッションを設計・生産することを発表した。この新しい2モード・ハイブリッド・トランスミッションの生産拠点はGMのボルチモア・トランスミッション工場で、来年生産を開始する予定。同トランスミッションは、まずGMの新型フルサイズSUV、シボレー・タホおよびGMCユーコンに使用される。これらの車両の組立はテキサスのGMアーリントン工場で行われる。

このほかにGMが米国で設計・生産したハイブリッド・トランスミッションにはもう1種類ある。2003年にGMが生産を開始した市バス用の大型2モード・トランスミッションである。GMはこれまで388台のハイブリッド駆動システムをインディアナ州のインディアナポリス工場で生産し、北米29都市およびヨセミテ国立公園の輸送システムで活用されている。2006年、GMはさらに216台のハイブリッド・バス駆動システムを受注している。

GMは、新型後輪駆動2モード・ハイブリッド車用のトランスミッションを生産するべく、GMパワートレインのボルチモア・トランスミッション工場に1億1,800万ドルの投資を行う。これにより、87人の新規雇用が創出される予定である。

GM会長兼CEOのリック・ワゴナーは、「当社の2モード・ハイブリッド・トランスミッションは、ハイブリッド技術を大きく前進させるものであり、多種多様な一般車両にさまざまなハイブリッド・システムを提供するというGMのユニークな戦略の鍵となるものだ。複数の柱からなる当社のハイブリッド・プログラムは、GMの乗用車やトラックが環境に与える影響を低減するというGMの取り組みをさらに強化するものだ。GM車のうち、150万台はエタノール/ガソリン混合燃料であるE85で走行可能であり、またGMの燃料電池は最新の技術を誇っている」と語った。

さらにワゴナーは、「米国で初めて設計・生産されるこの軽量ハイブリッド・トランスミッションにより、メリーランド州に新たな雇用創出と設備投資をもたらすことができることも大変喜ばしいことだ。また、この投資を可能にした自動車労働組合(UAW)ならびにメリーランドの連邦、州、自治体当局者に対して感謝の意を表したい」とも語った。

UAW副委員長のリチャード・シューメーカーは、「新しい生産機器、金型、設備の改築に1億1,800万ドルもの資本が投下されることは、ボルチモア・トランスミッション工場のUAWローカル239に所属する組合員ならびにボルチモアの地域住民にとって嬉しいニュースだ。GMは、ボルチモア・トランスミッション工場などのUAW加盟工場が生産する最新コンポーネントを搭載した、燃料効率のよいハイブリッド車を供給するという取り組みを行っており、今回の投資はその取り組みを示すものである」と語った。

GMパワートレインのボルチモア・トランスミッション工場は、2000年に操業を開始し、現在、440名の組合員がオートマチック・トランスミッション「アリソン1000」シリーズを生産している。今回の投資内容には、生産機器や金型の新規導入など、既存施設のアップグレードが含まれる。工場の約4分の1にあたる10万平方フィートが、この2モード・ハイブリッド・トランスミッションの生産に割り当てられる。

この軽量2モード・ハイブリッド技術は、GMが複数の特許を取得した市バス用ハイブリッド-電気ディーゼル技術をベースに、GM、ダイムラークライスラー、およびBMWグループが共同開発したものである。このパートナーシップによる3社の技術の集積が、開発時間が短縮とOEMパートナーのコスト低減を実現している。GMのSUVでは、この2モード・ハイブリッド・システムはActive Fuel ManagementTMを採用したボルテックV8エンジンと組み合わされ、以下の機能により、燃料効率性を25%向上させている。

・回生ブレーキで電気エネルギーを再生
・アイドル時および減速時にエンジンと燃料供給をシャットオフ
・完全電気走行および発進が可能

2モード・ハイブリッド技術は2つの電気モーターを搭載した可変トランスミッションを採用しており、2つのハイブリッド/モードで走行できる。2番目のモードを加えることにより、駆動システムの効率性が向上し、電気モーターのサイズの縮小につながった。2番目のモードは、ハイウェイ走行中など、主に高速時に使用される。これにより、市街地などでの低速走行中と高速走行中の両方の燃費が最効率化される。

2モード・ハイブリッド・システムは、1モードシステムと比較して半分以下のサイズのモーターを使用した小型パッケージでありながら、シームレスで信頼性の高い動力をオンデマンドで供給する。また、世界のあらゆる地域の幅広いモデルに適合するため、GMのグローバルな成長へ向けた大きな可能性を提示する。

GMは小型車からフルサイズSUVまで、多種多様なハイブリッド・モデルを発売する予定で、燃費は価格帯ごとに異なる。GMはすでに業界初のハイブリッド・ピックアップであるシボレー・シルバラード・ハイブリッドやGMCシエラ・ハイブリッドを生産・販売し、このセグメントで最高の燃料効率性を提供している。これらのトラックは2006年モデルより全国発売が開始されている。

以上、プレスインフォーメーションより


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