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新型プジョー207シリーズ発売開始 - BMWとPSA共同開発のエンジン
2007/03/20

〜“2”シリーズの伝統を引継ぐニューモデルを発売、239万円から〜

プジョー・ジャポン株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:ティエリー・ポワラ)は、プジョーのコンパクトカーである新型プジョー207シリーズの「207 GT」を3月20日(火)より、「207」と「207 Cielo(シエロ)」を5月7日(月)より全国の正規販売店網「プジョーディーラー・ネットワーク」にて販売を開始する。


207

207シリーズのエンジンバリエーションは1.6リッター及び1.6リッターターボ付エンジンの2機種で、全車右ハンドルとなる。搭載されるトランスミッションは、1.6リッターが4速AT、1.6リッターターボ付が5速MTとなる。

モデルバリエーションは、1.6リッターエンジンを搭載し、充実した基本装備を誇る5ドアのベーシックバージョン「207」、同エンジンを搭載し、パノラミックガラスルーフとハーフレザーシートを装備した5ドアのラグジュアリーバージョン「207 Cielo」、1.6リッターターボ付エンジン搭載でパノラミックガラスルーフとハーフレザーシートを装備した3ドアのスポーティバージョン「207 GT」で構成される。


207 Cielo

ボディカラーは全11色を設定し、またラグジュアリーバージョン「207 Cielo」にはブラックとライトグレーの2色のフルレザーシートが受注生産として採用されている。

価格は「207」が239万円、「207 Cielo」、「207 GT」が264万円(メーカー希望小売価格、消費税込)。「207 Cielo」に受注生産のフルレザーシートを選択した場合は15万円高の279万円(消費税込)となる。


207 GT

<モデルバリエーションと価格>
車種 ドア数 ハンドル エンジン
排気量
トランス
ミッション
メーカー
希望小売価格
(消費税込)
発売日
207 5ドア 1,598cc 4速AT ¥2,390,000 5月7日
207 Cielo ¥2,640,000
207 Cielo
/Leather(受注生産)
¥2,790,000
207 GT 3ドア 5速MT ¥2,640,000 3月20日


新型プジョー207シリーズの主な訴求ポイント

■1999年の206発表以来、約8年振りとなるモデルチェンジ。
■プジョー躍進の原動力となった206の後継モデル。
■前後長780mmの超大型ヘッドランプと大型エアインテークによる躍動感に満ちたスタイリング。
■206に比べて室内幅は+105mm、室内高は+50mmと拡大した室内空間。
■パノラミックガラスルーフの採用。(207 Cielo、207 GT)
■斬新な素材とデザインを採用したダッシュボード。
■最先端技術を導入した2つのエンジン。
☆1.6リッター自然吸気DOHC16バルブエンジン
☆1.6リッターターボチャージャー付直噴式DOHC16バルブエンジン
■マクファーソンストラットとトーションビームを採用した新設計のサスペンション。
■プジョー伝統の5速MTをラインアップ。(207 GT)
■実用燃費の向上を目的とした新世代の電動パワーステアリング採用。
■全11色の豊富なボディカラーバリエーション。
■高度な安全性の確保。
☆ヨーロッパの衝突安全テスト「EURO-NCAP」でカテゴリー中最高の、計12個の星を獲得
☆全車にESP(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)を標準装備
☆6エアバッグと、前席はプリテンショナーとフォースリミッター、全ての後席にもフォースリミッターを備えたシートベルト
☆5人分の3点式シートベルトとシートベルト警告灯
☆固定式ディレクショナル・ヘッドランプ(207Cielo、207GT)
■充実した基本装備
左右独立式オートエアコン、アルミホイール、チルト/テレスコピックステアリング、オートヘッドランプ、雨滴感知式オートワイパー、革巻ステアリングホイールなどを全車に標準装備


新型プジョー207は、1929年、数字3桁のモデル名の起源でもある「201」から始まった“2”シリーズの伝統を継承するプジョーの中核車種である。
4気筒エンジンで時速100kmを達成した「202」、プジョー初のモノコックボディを採用した「203」、プジョー初の前輪駆動方式を採用した「204」、日本におけるプジョーのイメージを確立した「205」、そして全世界で590万台以上の生産実績を誇る「206」。

新型プジョー207は“2”シリーズの第7世代に当たり、2006年3月のジュネーブモーターショウにて発表。自らのライフスタイルや環境に合わせて積極的にコンパクトカーを選択する新たなニーズへのプジョーからの回答として、“2”シリーズの伝統と大ヒット作206のアイデンティティを受け継ぎながら、後継モデルにとどまらない新しい存在意義と価値の獲得を目指したモデルである。
2006年末までの全世界での販売台数は、同年4月の販売開始ながら30万台を上回る販売を達成した。
新型プジョー207の属するBセグメント全体の日本輸入車市場における販売実績は、2006年時点で約3万9千台と2003年をピークに緩やかな下降傾向にある。その中でプジョー207はマーケットを活性化するニューモデルとして躍進が期待されている。
尚、プジョー207の2007年の目標販売台数は5,200台を予定している。
プジョー・ジャポンでは、プジョー207の販売をより強力なものとする為に、近々魅力的でユニークなプジョー207専用ファイナンスプログラムを導入する予定である。

またプジョー・ジャポンでは、プジョー207の導入を機に、変化の激しい市場環境と輸入車マーケットを鑑み、より競争力のある商品の提供を検討している。今後は、他のラインアップ商品のパッケージを見直し、商品のリポジショニングを順次行っていく予定である。


<ボディカラー/内装>

機種名 207 207Cielo 207GT
シートタイプ
ボディカラー
ファブリック ハーフレザー
(ファブリック&レザー)
ブラックレザー
(受注生産)
グレージュレザー
(受注生産)
ハーフレザー
(ファブリック&レザー)
ビアンカ・ホワイト
アデン・レッド
オブシディアン・ブラック
アルミナム・グレー
ルナー・ミスト
ルシファー・レッド
モンテベロ・ブルー
エーゲ・ブルー
ネイシャ・ブルー
ラセルタ・イエロー
サラマンカ・オレンジ
●:標準 −:設定なし ◎:受注生産


新型プジョー207シリーズの概要

●スタイリング/ボディ

新型プジョー207のスタイリングは、ひと目でプジョーとわかる躍動感に満ちた個性を表現している。206から始まった新世紀プジョーのデザインアイデンティティである、つり目状のヘッドランプと大型エアインテーク。精悍なライオンのようなフロントマスクは、前後長780mmの超大型ヘッドランプ、更にボンネットのプレスラインとヘッドランプが形作るトライアングルシェイプにより一層躍動感に満ちたアグレッシブなものとなっている。サイドはウェストラインとプロテクションモールの直線が空気を切り裂くようなトライアングルシェイプを形作り、ボリューム感に満ちたリアビューは、コンパクトカーとは思えない安定感を表現している。


ボリューム感に満ちたリアビュー

プジョー207のボディサイズは206に比べると全長で195mm、全幅で80mm、ホイールベースで100mm拡大されている。


●インテリア/装備

新型プジョー207は広く明るい室内空間と静粛性を確保している。室内幅は1,395mmと206に比べて105mmも増加、また車両全高の30mm増加に対して室内高は50mm増加している。


パノラミックガラスルーフ

207 Cieloと207 GTにはプジョーが先鞭を付けたパノラミックガラスルーフを採用。フロントウィンドウから連なり後席の頭上まで広がるガラスルーフは、赤外線透過率14%、紫外線透過率1%未満に抑え、冷房効率を損なうことはない。


207 Cieloのフルレザーシート(受注生産)

ダッシュボードには、メッシュ柄に似た表面処理を施したソフトで斬新な素材を採用している。207 Cieloと207 GTは高級感とスポーティ感を併せ持つハーフレザーシートが標準仕様となり、207 Cieloにはブラックとグレーのフルレザーシートが受注生産として設定されている。 メーターパネルは、クロームメッキ仕上げのリムで縁取られたスポーティな3連のホワイトメーターパネルを採用している。


スポーティな3連のホワイトメーターパネル

新型プジョー207では高いボディ剛性による振動抑制とともに、発生源にまで遡ってノイズの押さえ込みを実施した。また、後輪ホイールハウジングの遮音強化、フロントドアのエッジシール強化とドア下部の防汚シール遮音強化による風切り音の低減、バルクヘッドやダッシュボードカウルの遮音強化など徹底した遮音対策が施されている。
全車に標準装備された左右独立式オートエアコンも新型プジョー207のセールスポイントの1つである。運転席と助手席それぞれ自由に温度設定ができるだけでなく、設定温度と外気温の差に応じて作動する内気循環〜外気導入自動切換え機構など精密なシステムを採用している。更にアクティブカーボンフィルターを装備し、花粉や埃などの微粒子だけでなく、外部の悪臭まで除去する。


左右独立式オートエアコン

また、リアバンパーに内蔵された超音波センサーが後方の障害物との距離を検知、音とディスプレイで確認できるバックソナーを標準装備している(207 Cielo、207 GT)。
その他、オンボードコンピューターからの情報、日付や時刻、外気温、各種警告メッセージを表示するマルチファンクションディスプレイ、アルミホイール、チルト/テレスコピック・ステアリング、革巻ステアリングホイールなどが全車に標準装備されている。


●パワートレイン

新型プジョー207に搭載されるエンジンは2種類あり、どちらもPSAプジョー・シトロエンとBMWグループとの共同開発による1.6リッターエンジンである。
207と207 Cieloに搭載される1.6リッター自然吸気直列4気筒DOHC16バルブエンジンは、最高出力88kw/最大トルク160Nmのスペックを持っている。全域連続可変バルブタイミング&リフトシステム、可変容量オイルポンプなど多くの最先端技術を導入し、徹底的な効率化を追求した。
自然吸気エンジンにはAL4型4速ATが組み合わされる。


<参考>BMW MINIの1.6Lターボエンジン

207 GTに搭載される1.6リッターターボチャージャー付直噴式直列4気筒DOHC16バルブエンジンは、最高出力110kw/最大トルク240Nmを発生。ツインスクロールターボを採用し、自然吸気の2.0リッターエンジンに匹敵するパワーと低回転域での高トルクによる優れたドライバビリティ、低燃費と排出ガスのクリーン化を実現した。特に1,000rpm時からターボが効き始め1,400rpm時には最大値に達するトルク特性が大きな特徴である。
ターボチャージャー付エンジンはBE4型5速MTが組み合わされる。


●安全性

新型プジョー207には衝突安全構造のボディをはじめ、徹底した安全対策が施されている。
ヨーロッパの衝突安全テスト「EURO-NCAP」の乗員保護部門で最高の5つ星を、チャイルドプロテクションでは4つ星、さらに歩行者保護でも3つ星(最高4つ星)を獲得。新型プジョー207が属するスーパーミニのカテゴリーでは、現在最も優秀な成績を収めている。
アクティブセーフティ面では、車体の動きの乱れを制御するESP(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)をはじめ、通常のヘッドランプの照射範囲よりもコーナーの内側を照らしコーナリング時の安全性を高める固定式ディレクショナル・ヘッドランプ(207 Cielo、207 GT)、ABS(EBD電子制御制動力分配機能付)、オートハザードランプ、オートヘッドランプ、雨滴感知式オートワイパー、自動防眩式ルームミラー(207Cielo、207 GT)が事故を未然に防ぐために貢献している。

パッシブセーフティ面の根幹を成すのはボディの衝突安全構造である。特に柔構造のボンネット、エンジンヘッドとボンネットの間に空間を確保することによる衝撃吸収機能、前方からの衝撃にヘッドランプ自体が後退する構造など、歩行者にまで高度な配慮がなされている。 また新型プジョー207にはフロント、サイド、サイドカーテンの6つのエアバッグが装備されている。フロントは衝撃の強さに応じて膨張圧力を調整するスマートエアバッグ(運転席60リッター、助手席90リッター)を装備している。
シートベルトは前席にはプリテンショナーとフォースリミッターを、後席もすべてフォースリミッターを備えるとともに、5人分のシートベルト装着警告灯が備えられ注意を促す。


●サスペンション

新型プジョー207のサスペンションは、高度な操作性と快適性を実現するため設計されている。プジョーはショックアブソーバーを自社生産する自動車メーカーとして、207シリーズのフロントサスペンションはマクファーソンストラット式を、リアサスペンションにはトーションビーム式を採用している。


サスペンション

特にフロントサスペンションは206同様のマクファーソンストラット式を受け継いでいるが、ほぼ全面的に見直しを行った。ロワーアームの剛性向上、キャスター角の最適化で正確なステアリングの応答性を実現、またアンチロールバーの剛性向上により高剛性ボディや 50mm広がったトレッドとの相乗効果で走行安定性が飛躍的に高まった。リアサスペンションは307と同じデフォーマブル(可変性)クロスメンバーを用いたトーションビーム方式が新たに開発された。
207シリーズのパワーステアリングは、走行速度とステアリングトルクでアシスト量を決める新世代の電動パワーステアリングを採用。実用燃費を向上させるとともに自然なステアリングフィールを生み出している。

以上、プレスリリースより
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