HOME > 新車・新技術ニュース > 今度のボルボXC70はプレミアム感てんこ盛りな様相
 



 時代との対峙 - BMW740i
   2009/05/17
 ギャランフォルティス一挙試乗
   2009/04/12
 クラスレスなセカンドカーを買った
   2008/10/13
































今度のボルボXC70はプレミアム感てんこ盛りな様相
2007/03/06

ボルボXC70が発表になっている。昨年暮れにXC60 コンセプトが発表されているが、別物だった。本国リリースからかいつまんで、てんこ盛りと思ったプレミアムを記述する。


1, 安全
SIPSが第二世代になり、ボディシェルが強固になりながらもオフセット衝突などでのコンパチビリティも向上させている。エンジンは相変わらず横置きで、クラッシャブルゾーンには異なるグレードのスチールやアルミを組み合わせることで、スピードレンジごとの安全性を確保している。もちろん万が一歩行者に向かって飛び込んだときの歩行者のリスクを低減する構造になっている。

外部からのリスクについても対策。走行中の後方からの衝突は、なんとレーダーセンサーによる監視が続けられ、後方からの衝突の可能性を感知すると、リアウィンドウ内側から赤い光を点滅させると同時にブザー(音色不明)を鳴らす。かなり効果があるらしい。クルーズコントロールはアダプティブ型になった。やはりレーダーセンサーによる監視。ドアミラーには後方に向けたカメラを設置し、死角に入った後方車両の存在を光で知らせる。

IDIS(Intelligent Driver Information System)というシステムがよくわからない。ドライバーの運転操作状況を把握するものらしいが、運転に集中していないとお仕置きするものだろうか?バイキセノンヘッドライトは水平に左右15度ずつ光軸を振るもので、15度と言うのは大きいのではないだろうか。

ブレーキには今風のセーフティサポートが用意され、ブレーキアシストや、レーダークルーズコントロールと組み合わせてブレーキ距離を短縮するよう運転をサポートするシステム、フェード時に機能的にも感触的にもそれを補う機能などが用意されている。あまり興味がないので読み飛ばしたが、ドライバーの心拍もチェックするらしい。セキュリティとしては、全てのガラスがラミネート構造になっており、まずガラスを破っての進入は難しいそうだ。

ここまででも、「ん? ボルボは始まるのか?」と思った。


2. 走り
6気筒エンジンは自然吸気3.2Lで238馬力と320Nm。可変インテークや可変タイミングのカムシャフトによるもの。「ハイパワーこそ安全」の思想に乗っ取りながらも、低回転では燃費にも配慮しているらしい。
そこへ組み合わされる6速ATは、せっかく横置きにした安全への配慮を台無しにしないよう、シャフト in シャフトなどのアイデアでコンパクトに設計されているようだ。

坂道を登れないとの不評が広まったAWDシステムは、電子制御の湿式クラッチ制御に置き換えられた。SUV的な方向にも対応。下り坂制御機能(HDC)も追加された。


3. 操作系
まず、電子制御のダンパー制御が挙げられる。センサーをたくさん使って車の挙動を監視し、指示されたセッティングにかなう挙動に調整するらしい。指示できるセッティングはコンフォート、スポート、アドバンスト(サーキット向け?)の3段階。なお、DTSC(Dynamic Stability and Traction Control)とも協調動作することで、より効果的に制御するそうだ。

操舵系に可変ギアレシオは導入されなかった。別にいいと思う。速度感応式パワステは、何か低速でクルックル回りそうな雰囲気だ。
地味に広まっている電子パーキングブレーキは標準装備らしい。


4. 快適さ
レッグルームが広がって、リアは5cm弱も広がった。まあ全方位に満遍なく拡がっている。フロントにベンチレーションシートが用意され、夏は涼しくなる。冬はリアシートも含めてヒーターでポカポカ。ベンチレーションとしては、アンロックの瞬間に外気温との差が10度に達していると換気する機能も用意されている。

コンピューター関係では、パーソナライズできるアイテムがシート位置、ミラー角度、オーディオ、ナビ、エアコンなど。リアデフォッガーの作動やパワステの効きもセッティング出来るらしい。
パワーテールゲートも用意された。

オーディオにはB&Oのデジタルアンプ技術(ICEPower® technology)も導入され、ドルビープロロジックIIサラウンドにより音場を調整できる。音の出口はDynaudio®。

プレミアムサウンドグレードのシステム構成はこんな感じ。
Premium Sound - with a digital 5x130 W amplifier, Dolby® Pro Logic II Surround and twelve Dynaudio loudspeakers. The system can also be supplemented with a subwoofer under the luggage compartment floor. It features an integrated digital 2 x 130 W amplifier.

その価値はいまだによくわからないが、後席用のDVDシアターシステムも用意されている。


正直、ボルボのどこがいいんですかと尋ねられると、万人に受け入れられる答えを返すのはこれまで難しかったが、他にないテクノロジーが3つあれば価値として納得してもらえると思う。割とエッジな装備が多い新型XC70は、今の価格のままなら大いに価値があると思うが、どうなるんでしょうかね?

画像をどうぞ。(元3)

























前のニュース <<

>> 次のニュース



キーワード関連ニュース
 '07/03/28 ヤナセ スカンジナビア モーターズ、「ボルボ・カーズ 湘南」を開設
 '06/09/25 日産自動車、日産ディーゼルの保有全株式をボルボに売却
 '06/07/24 ボルボC30デザインコンセプト発表 S40のクーペ版
 '06/07/16 特別仕様車『ボルボV70/XC70/XC90“ブラックパール・エディション”』発売
 '06/06/29 国内スバル販売会社でのボルボ車販売15拠点をヤナセグループに営業譲渡
 '06/06/09 トレジャー・ハンティングツアー日本代表を募集 - ボルボ

 


Yahoo! JAPAN
Web検索
サイト検索




Copyright © 2005-2009 元◇318MT将軍 blog E-mail:webmaster@kntauto.com(全角の「@」はスパム対策)
Spuned by Web Spreader Rev. 2.00.00 - Developed by Hyper-barn Corp. - 最終更新日: 2009/08/09