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Honda、バイオファブリックを開発
2006/05/25

Hondaは、自動車内装用の表皮材として、植物を原料に使い、耐久性、耐光性に優れた繊維、バイオファブリックの開発に成功した。バイオファブリックは、原料となる植物が成長する過程でCO2を吸収するため、廃棄時に焼却されても地球のCO2は増加しない利点があるが、これを自動車の内装材に使うには、耐久性や風合いに難点があり、これまで実用化には至らなかった。

今回Hondaが開発したバイオファブリックは、この問題を克服し、自動車用シートの表皮材料として、ソフトでスムーズな風合いを持ち、耐久性も高く、長年の使用でも色あせない優れた耐光性を持つ。シート以外にもドアやルーフなどの表皮、またフロアマット材としての用途があり、これらを新型の燃料電池車に採用して3年以内に発売する。

バイオファブリックを構成する原料は、とうもろこしから製造される1-3PDO(プロパンジオール)と石油成分のテレフタル酸を重合して作るPPT(ポリプロピレンテレフタレート)というポリエステル素材である。繊維を複合糸化することで、布地としての安定性を確保するとともに、繊維の特性である屈曲性を利用し、今までにない風合いを実現した。
HondaはこれまでLCA(ライフサイクルアセスメント)の考え方に基づき、生産から走行、廃棄に至るまで、車の生涯におけるCO2排出低減に努めてきた。バイオファブリックは原料製造過程で植物由来の成分を用いているため、今までの石油由来のポリエステル製造に比べ約10〜15%のエネルギーを削減でき、1台あたりのCO2排出量も約5kgの削減となる。また、現行の布地生産工程を変更する必要がなく、量産性にも優れており、新型燃料電池車への採用の後、09モデル新型車より順次採用拡大を目指す。


バイオファブリックのシートと原糸


生地


※ Hondaは、5月24日(水)〜26日(金)にパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展」(主催:社団法人自動車技術会)のHondaブースで、新開発のバイオファブリックを使用した自動車内装部品を5月25日より展示する。

以上、プレスインフォーメーションより


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