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フォード、2007年FIA世界ラリー選手権第1戦モンテカルロで表彰台を獲得
2007/01/23

2007年FIA世界ラリー選手権（WRC）第1戦ラリー・モンテカルロにおいて、マーカス・グロンホルム/ティモ・ラウティアイネン組が3位表彰台を獲得、ミッコ・ヒルボネン/ヤルモ・レーティネン組も5位入賞を果たした。2006年シーズンで27年ぶりにマニュファクチャラーズ・タイトルを獲得したBP-フォード・ワールド・ラリー・チームは、2007年シーズンもマニュファクチャーズ・ポイントで2位につけ、好スタートで幕を開けた。

Marcus Gronholm (FIN) / Timo Rautainen - Ford Focus RS WRC.
Leg 3, Monte Carlo Rally 2007. Sunday, 22nd January 2007.
ラリー・モンテカルロは、最も由緒あるイベントで、今回で75回目の開催となる。拠点はこれまでのモナコからバランスに移し、スケジュールやルートを大幅に刷新した。レグ1は、全SSをナイトステージとしたり、伝説のターマックのSS（スペシャル・ステージ）や10年ぶりに復活するSS、さらに、F1モナコGPサーキットを走るレグ3最終SSなどがある。路面状況は、若干ダンプセクションやアイスパッチが存在した以外、ほとんどがドライ。総走行距離は1,185.02km、走行距離328.54km（全15SS）。

Marcus Gronholm (FIN) / Timo Rautiainen - Ford Focus RS WRC.
Leg 1, Monte Carlo Rally 2007. Friday, 19th January 2007.
グロンホルムは、初日から堅実な走りで3位につく。しかし、レグ2で、ギアボックスにトラブルが発生。レグ3では、上位2台に1分以上の差をつけられてしまい、後続とも同様のギャップが開いていたため、慎重な走りに切り換え、3位を保持した。

グロンホルムは、「変な天気のせいで、あまりいいドライブができなかった。セバスチャン・ローブ（シトロエン・トータル）とのタイム差が去年ほど大きくなかったのが幸いだ。ギアボックスのトラブルは悔やまれるが、影響は少なかったと思う」とコメントした。

Marcus Gronholm (FIN) - Ford Focus RS WRC.
Leg 3, Monte Carlo Rally 2007. Sunday, 22nd January 2007.
チームメイトのヒルボネンも、レグ1は4位と慎重な立ち上がりでスタート。レグ2では、サスペンションやタイヤのセットアップがソフトすぎたため、一時7位にまで順位を落とすもペースを戻し5位で2日目を終えた。レグ3では、6SS中3SSで最速タイムをマークし、4位のクリス・アトキンソン（スバル）と接戦を繰り返したが、最終的に0.2秒差で5位フィニッシュとなった。

Mikko Hirvonen (FIN) - Ford Focus RS WRC.
Leg 3, Monte Carlo Rally 2007. Sunday, 22nd January 2007.
BP-フォード・ワールド・ラリー・チームのディレクター、マルコム・ウィルソンは、「タイトル防衛に向けて、手堅いスタートを切ることができた。ミッコ・ヒルボネンが4位を失ったのは残念だが、あのスリリングな戦いは、今年のチャンピオンシップの戦いを象徴しているのではないかと思う」と語った。

フォード・チームRSディレクターのヨースト・キャピトは、「今年は、去年よりも接戦になることが証明された。WRCにとって、とてもいい状況だと思う。マニュファクチャラーズ・タイトルの防衛には厳しい道のりが待ち受けているが、我々は果敢に挑んでいく」と語った。

次戦第2戦スウェディッシュ・ラリーは、カールスタッドをベースに、2月8～11日の日程で開催される。

以上、プレスリリースより抜粋
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