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 時代との対峙 - BMW740i
■内装  すいません。内装をじっくり確認するほど時間を取れませんでした。 左上から時計回りで。 先代より保守的になった様に見える運転席周り。ATの操作が７シリーズ固有のものではなくなり、セレクターレバーがセンターコンソールに戻された。このことは、先代でステアリングホイールのスイッチを利用する人がほとんどいなかったことを示していると思われる。 先代よりさらに足元が広がったというリアシート周り。この新型から740iでもロングホイールベースモデルが用意され、さらに広々とした空間を確保できる。ドアのインナーハンドルがない様に見えるが、ドアトリムが掴める構造になっている。以前インナーハンドルにトリムパネルを這わせたモデルがあったが、今回はトリムパネルそのものをハンドルにしたようだ。発想の転換がとても面白い。 先代ではオプションだったのではないかと思うリアカメラ。リバースポジションにいれるとアクティブになり、そこからドライブポジションにいれずにパーキングにするとアクティブ状態が維持される。赤いラインは各々一杯にステアした場合の軌跡を示していると思うが、確認するほどの時間がなかった。右側の真上から見たイメージは、前後バンパーに装備されたパークセンサーの反応を表示する。アメーバの動きのようにニュルニュルと表示が遷移し、数点のビットマップパターンを入れ替えるような単純な表示ではない、随時計算結果を図示してることを窺わせる表示だった。LCDパネル自体はかなり高精細なものだ。 ATは6速。8速という観測もあったが、一度にすべてのデバイスを入れ替えるというのは得策ではなく、この件に関して落胆はない。センターコンソール上のスイッチ類はアウディに似た印象を持つが、煮詰まれば各社この辺りに落ち着くことだろう。
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