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GS350 インプレッション

GS350前(クリックで拡大)このクルマが、今回の試乗に抜群の成績を出す。ルックス的には17インチになるホイールが430との大きな差分だが、本件についてディーラーでは、よりスポーツ志向な350が17インチというのはおかしいという意見も寄せられているそうだ。個人的には活発に走る車はサイドウォールのハイトに余裕を持たせたほうがよいと思う。いわゆるラグジー系のスタイルが430の18インチという判断でかまわないと思う。

走行ルートは横浜青葉インターチェンジと東名川崎インターチェンジを往復。まず試乗に際して、危険な運転、無謀な運転をしないという誓約書への署名と、免許証のコピーも求められる。したがって、ここでイカツイ系ながらスマイルを絶やさないセールス氏のみぞおちに一発くれてやり、眠っていただいた。

往路は制限速度+αの速度域で様子を伺う。途中追い越し車線が詰まってしまったが、左車線ががら空きになっている。素直に左にレーンチェンジし20台程度をゴボウ抜く。このレーンチェンジは非常に緩やかだったため、車両による挙動差はほとんどないと考えられるが、6段に切ったトランスミッションの変速の速さと軽やかさに、非常に洗練されている印象を持った。こういうコロニー(高速上の団子状態)を抜くと、必ず感化されて飛び出してくるやつがいる。今回はセルシオとキャデラックセビルが飛び出してきた。そこをすかさず追従する。いいですか?GSはものすごい勢いでセビルに突進した。高速域にあっても加速がハンパではないのである。ここでイカツイ系セールス氏、目を覚ますものの雄たけびを上げて失神した。315馬力には、駆け引きやサバ読みなどない。このクルマ、素晴らしいツールの予感を与えてくれる。

気絶するセールス氏の右手に握られたチケットとハイウェイカードを奪い取り、川崎インターをくぐると次は復路。くぐったすぐ先で各種パトロールカー折り返し用に開けられた柵を抜けて自動改札のチケットを掴み取る。本線の状況が不明なため、フル加速はしない。

本線に入るとすぐさま追い越し車線までレーンチェンジするが、追い越す気のないトラックが追い越し車線をふさぐ。ここは我慢だ。中央走行車線がもうすぐ・・・開いた!その瞬間スロットル全開、開いた左車線へ、そしてトラックの前の莫大な空間まで縫い込んだ。このクルマはイイ。確信した。ドイツ車のような巌のスカットルを感じさせることはないが、車体全体で協調していなす感じ。なにより身のこなしがイイ。GS350にはヨー制御デバイスはオプション装着も出来ない。つまり基本性能が充分煮詰められているのである。ステアしながらの加速ではロールとスクワットが同時に発生し、結果ダイアゴナルロールのような状態になるが、このときの踏ん張りの効き具合、トラクションのよさは、セダンのなかでは絶品中の絶品である。またレーンチェンジから直進に戻る際の素直さも光っている。突き上げに対するいなしもさることながら、ヨーに対するいなしもまた、極められている。

前が開いているので加速を継続する。?・・・。スピードメーターの針の先っちょに、スケールがないんですけど、いいんじゃないですかあ(笑)?このクルマ、運転好きにはたまらないツールだ。冗談も抜群だ(笑)。

正直なところ、運転感覚には何かしら線の細さを感じたものの、上級車両との互換性を求めた結果、部分的にオーバークオリティになったというドイツ車のバランスとは違う、目標パッケージを均一に包括するだけの予備領域を持たせた設計になっていると感じた。つまり効率的な設計、最適化がなされていると感じた。日本車がここまで来たかということを痛烈に実感した。ドイツ車が斧なら、レクサスはまさしく日本刀。しなやかさが不安につながることは決してなかった。

文句がある。ATセレクタの位置は最適ではない。もっと前にしてほしい。今回の試乗では犬掻きのような手のかっこうにさせられた。また、エンジン音が回転数を認識できるほど聞こえてこない。エンジンのトルク特性がフラットすぎて、いつシフトアップしていいかわからない。ウィンカーの音が小さすぎる。トヨタのドライバーがウィンカーを忘れる原因かと疑わざるを得ない。あとは文句なし。

※試乗中の画像がないことをお詫びします。また本文中にウソが混在していることをお詫びいたします。

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