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新型3シリーズの妥当性
BMW新3シリーズフルラインナップ揃い踏み2005/05/22


外観
車高の低められた320(クリックで拡大)新しくなった3シリーズ(E90型)は、一見複雑な造型ながらも端正な雰囲気を与える。先代(E46型)に較べ高くなったボンネットは、当然歩行者を保護する基準に対応してのことだろう。しかし副産物として先代よりスマートに見えるグラスエリアになった。先代では車高を低めるほどにショルダーラインから上の高さが気になったが、ダイナミックパッケージ装着により1.5cm弱車高を低められた320iは、単純にカッコイイ。またボディ側面に深いくぼみを走らせることで緊張感が生まれ、膨らみ位置を巧妙に下げることで重心が低まって見える。ボディサイドのこのプレスラインがなければこうは行かなかっただろう。

リアフェンダー(クリックで拡大)さて、サイズに関しては全長が4,525mm(+55mm)、全幅が1,815mm(+75mm)、全高が1,425mm(+10mm)と、それぞれ拡大されている。それにあわせてホイールベースが40mm延長(2,760mm)されたのは納得できるが、トレッド+タイヤ幅で机上計算すると、より広いリア側で1,720mm(+25mm)であり、先代と比べると50mmもブカブカなボディになってしまった。330iの足元を確認しても、幅225の17インチではややタイヤが奥まった印象。ダイナミックパッケージを装着すれば、リアタイヤが拡幅される分スマートになるが、せっかくの重量配分に逆らってタイヤ前後幅を変えるのはもったいない。どちらを選ぶにも、その人の生活スタイルが根拠になっていればそれが正解だろう。サイズ拡大そのものに関しては、アイポイントが多少上がったことで拡幅分が相殺され、意識しても大きくなったと感じることはなかった。

Front & rear both end(クリックで拡大)新型が見せるBMWとしてのアプローチはキセノンビームの造型に始まりテールランプのライティングで終わる。先代5シリーズで好評ながらも新型へのバトンタッチ後に姿を消してしまった光ファイバー型のテールランプ。この復活は、すべてのデザインアプローチはBMWの財産でありいつでも復活させる用意がモデルを問わずある、と感じるのが正しい。ほぼ同時期にマイナーチェンジした7シリーズにおいても、同様のアプローチがテールランプに施されている。

今までのBMWファンからは飛躍が大きすぎるとの指摘が大きかったいわゆるバングルスタイルと、そのファンの納得するBMWスタイルの間を縫うようにデザインされた新しい3シリーズの外観は、より多くのファンを掴むのかもしれない。

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